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基礎知識 2
 

繁殖農家の仕事

 繁殖農家では、お母さん牛を飼って、子牛を産ませます。この子牛を9ヶ月から12ヶ月くらいになるまで育て、市場でセリにかけて肥育農家に売ります。子牛をちゃんと育てるには、病気にならないように牛舎(牛のおうち)をいつもきれいにしたり、暑さや寒さにも気を使います。

雌牛をお母さん牛にする

 雌牛がお母さん牛になるためには、生まれてから約15ヶ月たったころに、種付けをします。妊娠期間は約280日(人間と同じ)ですから、初めての赤ちゃん牛を産む頃には、約24ヶ月齢になっています。お母さん牛は、10才〜12才ぐらいまでのあいだに7〜10頭くらい子牛を産んで育てます。

子牛を育てます

 生まれた子牛は、初めはお母さんのお乳で育ちます。しかし、3ヶ月齢くらいになるとお乳だけでは足りずに、飼料を食べるようになります。(人間の場合の離乳食のようなものです。)
 お母さん牛は、子牛を生んだ後、約6ヶ月間一緒に暮らします。この時期を哺育期といいます。子牛を産んで6ヶ月が過ぎた頃、お母さん牛は次の子牛を産むための準備に入ります。
 前の子牛を産んでから、次の牛を生むまでにだいたい12ヶ月くらいかかります。 哺育期を過ぎた子牛は、しばらくお母さん牛と離れて飼われた後、9ヶ月齢〜12ヶ月齢くらいで市場に出荷され、セリにかけられて売られていきます。

エサの与え方

 エサをじょうずに与えることが、一番大切な仕事です。お母さん牛にエサを与えるには、太り過ぎないようにやせすぎないように気をつけます。
 また、哺育をしていない時期と、妊娠期間中、哺育中では、与えるエサの種類も違います。哺育をしていない時期や妊娠初期の頃には、牧草を乾燥させたもの(乾草)や稲わらなどを与えます。妊娠後期には穀物類を与える事もあります。

毎日の管理

 牛の様子を観察して、病気にかかっていないか、他の牛とけんかをしていないか、ちゃんとエサを食べているかどうかなどを確認します。様子がおかしい場合には、獣医さんに来てもらって、診療をうけることもあります。
 牛の生活の場である牛床(ぎゅうしょう)を清潔に保つために、掃除もかかせません。
 牛は寒さに対しては、比較的強いのですが、それでもすきま風などは嫌います。反対に夏の暑さには弱いので、牛舎の周辺に木を植えて木陰を作ったり、扇風機で風を送ったりして、住みよい環境を作っています。