こだわりました!

殺菌温度にこだわりました
  

低温殺菌牛乳 日本で売られている牛乳の約95%がUHT(超高温殺菌)と呼ばれている120℃〜130℃の温度で殺菌したものです。
 これに対して四酪の牛乳は、85℃(高温)又は62℃(低温)で殺菌しています。 殺菌温度だけ下げれば、低温、高温牛乳が生まれるわけではありません。前提は生乳の細菌数がどれだけ少ないかということになります。なぜ一般では120℃殺菌が主流なのでしょうか?

・大量生産の為、産地や生産者が特定できない事。
・絞った生乳がすぐに加工できない事。

 などの理由により、生乳の細菌数が下げられないことが大きな原因です。
 最近では北海道から船で生乳が運ばれ、本州にある工場で加工されているそうです。少なくとも絞ってから牛乳が出来上がるまでは、5日以上たっていることになります。

 
殺菌温度にこだわるもうひとつの理由
 
 殺菌の目的は、生乳に含まれている人体に有害な菌だけを死滅させることにあります。 それだけになるべく低温で処理して有害菌は死滅させながら、本来の生乳の持っている 栄養価や有用な菌(例えば乳酸菌等)を残し、風味などを損なわないことが大切です。
 牛乳の栄養価で最も大切なのが、たんぱく質とカルシウムです。 たんぱく質には、カゼインとホエーたんぱくがあります。
 特にホエーたんぱくは熱を加えることにより変性しやすく、それだけに低温で処理することが望ましいようです。
 始めて低温及び高温牛乳を飲まれた方の中に「さらっとしている」「こくが少ない」とのご意見が出されます。これは市販の牛乳が100℃を越える温度をかけ過ぎたために生まれる硫化水素の匂いやこげ臭を、こくがあると勘違いされているようです。絞りたての牛乳はもっとさらっとした自然の香りや風味がします。
 
こだわりの牛乳です保存にもご注意下さい
 

 市販の場合は超高温(水の沸点よりさらに高い温度)で処理されますので、滅菌(菌が全滅)状態です。 これに対して四酪の牛乳には、製品に有用な菌が残っています。
 有用菌といえども温度が高くなりますと、ヨーグルト状になりやすく、それだけに保存には十分配慮をお願いします。
 あなたは冷蔵庫のどこに牛乳を保管されていますか? 牛乳は5℃以下で保存されるのが理想です。
 この間の調査結果では、冷蔵庫の棚(上段)、ドアポケットが理想でした。 反対に良くなかったのは、ボトル室と野菜室です。
 冷蔵庫の機能によって多少異なりますが、夏期は外気温度が上がっていますので冷蔵庫の冷気能力も弱から強へ切り替えましょう。