牛乳・乳製品をもっと食卓へ
牛乳にはカルシウムが豊富に含まれています。牛乳が苦手だといわれる方へは、ヨーグルトをお勧めします。ヨーグルトは、牛乳と同じ栄養を持ち、さらに生きた乳酸菌の働きによって整腸効果が期待できます。
乳製品も生乳を使用しています
例えばコーヒーの場合
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原 材 料 |
よつらくヨーグルト |
生乳・コーヒー抽出液、砂糖 |
一般では |
脱脂粉乳・生乳・砂糖・ブドウ糖・コーヒー抽出液・香料・カラメル等 |
まず、生乳をどれだけ使用するかで、価格が決まります。よつらくの場合は、60%の生乳とコーヒー豆から抽出した液を基本に甘みを抑えて本来のコーヒーの風味を生かしています。
ヨーグルトの場合(ハードと飲むヨーグルト)
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原 材 料 |
よつらくヨーグルト |
生乳・砂糖・乳製品 |
一般では |
生乳・粉乳・練乳・安定剤・香料等 |
ヨーグルトの場合は、年間を通して生乳使用を基本にして、夏場牛乳の消費が多くなり生乳の原料が不足してくる時期に限って粉乳を一部使用しています。
これに対して一般では、粉乳や加工乳を基本原料としているために、粘度を出したり品質の均一化を目的にして安定剤や香料などの添加物が使用されます。
これからの牛乳の在り方
世の中の牛乳が、脱脂粉乳やバター、水などを原料にして作られてきた加工乳の時代により本物の牛乳が飲みたい!との消費者の皆さんの願いで誕生したのが「成分無調整牛乳」でした。
最近では、再びカルシウムを添加したり、脂肪を減らしたいわゆる加工乳が販売されたり、価格破壊が叫ばれる中で、表示を偽った水増し牛乳事件なども起こっています。
さらに価格破壊が牛乳、乳製品でも進めば、保存の利くLL牛乳や輸入のバターや粉乳を使った製品も出回ってくるでしょうし、そうなれば国内の酪農家にも大きく影響します。
新鮮で、本物の牛乳・乳製品とは何かを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
殺菌方法について
牛乳の殺菌には、様々な方法があります。
62℃〜65℃ 30分 (LTLT) |
低温長時間殺菌法 |
72℃〜85℃ 15分 (HTST) |
高温短時間殺菌法 |
120℃〜130℃ 2〜3秒 (UHT) |
超高温殺菌法 |
135℃〜150℃ 2〜4秒 (LL) |
超高温滅菌法 |
こだわりの低温殺菌(ノンホモ)牛乳
あなたが毎日飲んでいるのはどの牛乳ですか?
私達の回りで販売されています牛乳の95%以上が、超高温殺菌(滅菌)牛乳です。これに対して四日市酪農で製造しているのは、低温及び高温殺菌牛乳です。
上記の写真は、牛乳に含まれています蛋白質(ホエー蛋白)が熱を加えることによって変性する様子を表した「白濁テスト」と呼ばれている実験です。
熱変性が起こっていると透明の状態になり、この実験から生乳の栄養価、風味、味をできる限り生かした殺菌法として、低温及び高温殺菌が優れていることがわかります。
ホモジナイズについて
生乳1ml中には、約15億個の脂肪球があります。
生乳を容器にいれて静かに置いておくと、脂肪球は軽いために浮いてきて、クリームラインと呼ばれる層を作ります。
脂肪球は、脂肪を核にして、蛋白質やカルシウム、ビタミン、リンなどの栄養分からなる、いわば「ミクロの栄養パック」です。
それを飲みやすくするために、脂肪球に圧力をかけて細かく砕く処理方法を、ホモジナイズ(均質化)と呼んでいます。
私達の低温殺菌牛乳は、生乳の持つ本来の味をそのまま生かすために、ここでもこだわって、ホモジナイズ処理をしない(ノンホモとよんでいます)自然の牛乳を作りました。
ホモジナイズ処理を行わない事で脂肪も酸化しにくく、アレルギーやアトピー反応も起こりにくいと言われています。
*牛乳の表面にクリームラインができていますので、飲む前に紙パックを軽く振ってからお飲みいただくと美味しく召し上がれます。
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