松阪肉牛共進会優秀賞一席2009万円

  世界のブランド「松阪牛」のチャンピオンを決める松阪肉牛共進会が11月29日(日曜日)松阪市内の農業公園ベルファームを会場にして開催されました。
 予選を勝ち抜いた50頭を、体格や毛並みなど生体で審査した結果、優秀賞一席に、多気町の畑敬四郎さんが出品した「みゆきひめ3」(2006年4月生まれで体重は662kg、体高129cm、胸囲237cm。父は「菊俊土井」、母の父は「谷福土井」)が選ばれました。午後から開かれたせり市ででは2009万円の最高値で津市の精肉店朝日屋に落札されました。
 このせり市で2番目の高値をつけたのは、相可高校が出品した牛で、地元の精肉店瀬古食品が530万円で買い取りました。瀬古食品では、相可高校で畜産を学ぶ生徒たちを日頃から応援しており、この日も生徒たちへのご褒美の気持ちを込めて買い取ったということです。

 今年の共進会は第60回にあたることから、28日(土曜日)29日(日曜日)の2日間にわたり「松阪牛まつり」も盛大に開催され、焼肉のブースや地元特産品のお店も大変にぎわいました。

すき焼きの試食会、大好評
 このまつりに合わせ三重県食肉消費対策協議会(事務局:三重県畜産協会)では、三重県食肉事業連松阪支部の協力を得て、国産食肉フェアを開催し、食肉への理解を深めるためのイベントとして「すき焼きの試食会」を開催しました。
 10時30分の開始予定でしたが、2時間前から待ち始められたお客様もあり、あっというまに数百人の行列ができました。市内の精肉店などプロの味付けに試食をしてもらった人からは満足の声を聞くことができました。