テーマ「後継者として」
平成22年度畜産経営技術高度化促進事業
畜産経営技術優良事例発表会
 畜産協会は、平成23年3月4日金曜日、教育文化会館にて高度化促進事業の一環として、優良事例発表会を開催しました。今回のテーマは「後継者として」。後継者不足が危惧される畜産業の中で、実際に後継者として、畜産の将来を担っていく元気な若い人たちに熱い想いを発表してもらおうという趣旨です。
 当日は、冷たい風の吹く寒い一日でしたが、70名用の会場がいっぱいになるほどの方々に足を運んでいただきました。4人の発表者のうち、残念ながら、県内の鳥インフルエンザ発生の影響で、山下隆通さん(松阪市、採卵鶏)が急遽発表を辞退されました。
 発表のトップバッターは津市で酪農業を営む鈴木真子さん。題名は「ありがとう」。緊張しながらも、酪農業を営む鈴木家の歴史をエピソードを交えながら発表していただき、会場内は、温かい、ほのぼのとした雰囲気になりました。鈴木さんは、酪農を通してたくさんの個性的で素晴らしい仲間に出会えたこと、家族で酪農をできる幸せにあらためて気づき、感謝の気持ちで今回の発表に挑まれたそうです。会場にはご家族、発表を後押ししてくれた先輩など、大勢の応援団がかけつけてくれていました。 
 二人目は、四日市市で肉用牛一貫経営をされている加藤勝三さん。題名は「加藤牧場の後継者として」。最初はご両親への恩返しのつもりもあって家業に就かれたようでしたが、繁殖部門を担当し、勉強していくうちに、その奥深さにどんどん引かれていったこと、尊敬するお父さんへの想いなどを熱く語っていただきました。今後は、畜産業としてできることで地域の中での役割を果たしつつ、経営のさらなる改善、発展を目指していかれるそうです。また、「食育」に関して、『この仕事は「食と命をつなぐ」ものとして、食べられるために生まれてきた命に感謝する』という自分達の思いもこれから発信していきたいと発表されたのが印象的でした。
 最後は、養豚家に嫁つがれた窪田優子さん。題名は「養豚の仕事について〜後継者として働いて〜」。結婚するまでは自分が養豚業に携わるということは考えていなかったという窪田さん。しかし、養豚家に嫁いだのだから!と自然と養豚の道に入って行けたそうです。畜産の仕事に対して当初持っていた不安も、働きだしてからやりがいや魅力を発見していくにつれ解決されていったようで、常に周りの人達に感謝している窪田さんのお話からはご自身の誠実さが伝わってきました。また、「なによりも受け継いだものを守っていくことが大切。会社、農場、従業員の生活を守らなければ」と強い責任感を持ってみえたことに心強さも感じました。
 発表の3名のために協会では事前にご家族からメッセージをいただいていました。みなさん、少し恥ずかしそうに聞いてみえましたが、会場では家族の温かい言葉に感動された方もたくさんみえたようです。
 協会がとらせていただいたアンケートには、これから畜産業を担う若い後継者の方たちの想いを聞いて感動していただいたり、将来に期待を持たれたりと嬉しい意見がたくさん書かれていました。また「こんなに立派な発表は、もっと大きな会場でたくさんの人に聞いてもらうべきでは」「メディアにもっとPRを!」というご指摘もあり、協会として今後の課題とさせていただくことにします。
 発表者のみなさん、素晴らしい発表をありがとうございました。これからも頑張って下さい。


畜産協会から開会のご挨拶を たくさんの方にご来場いただきました 鈴木真子さんの発表
加藤勝三さんの発表 窪田優子さんの発表 発表を終えた3名に・・
ご家族からのサプライズメッセージ お父様からのメッセージに
涙ぐむシーンも・・
ありがとうございました
ありがとうございました ありがとうございました これからも頑張ってください!