畜産経営セミナーを開催しました!

 平成30年3月6日(火曜日)、三重県勤労者福祉会館において、酪農学園大学 獣医学類 加藤敏英先生をお迎えし『繁殖牛および子牛の飼養管理 〜病気の治療、予防〜』をテーマに畜産経営セミナーを開催しました。
 
【講演内容
 家畜疾病管理は、個体診療から群管理、生産獣医療へと変化してきた。かつての疾病治療から、飼養衛生管理基準に基づく食の安心と疾病予防を目的としたものである。また、畜産経営の形態も高い生産性と規模拡大の追求から多頭・群飼育により疾病が多発する状況となっている。
 山形県や北海道の子牛事故状況から課題とされた胎児と子牛の死亡対策について、分娩時の立会い、獣医師との連携、下痢の予防、かぜの予防と対策、免疫能や臓器機能向上対策等課題と対策が報告された。また、感染症対策としては、抗菌剤に代わるものとしてワクチン、生菌剤、栄養・環境の改善が効果的であり、事例が紹介された。
 
 講演では、県内では普及していない機器具や情報が紹介され、参加者から多くの質問がありました。