天白小学校6年生が畜産体験の1日

 平成20年10月30日(木曜日)、三重県畜産協会主催により地域畜産ふれあい体験交流活性化事業の一環として牧場体験を開催しました。

 この体験に参加したのは、松阪市立天白小学校6年生児童の皆さん55名です。同校6年生では、今学期に入り「松阪牛」についての学習を進める中で、松阪市飯南町の森本さんが学校に連れてきた牛とふれ合ったり、松阪食肉公社や三重県食肉衛生検査所を訪問したりして、学習を深めてきました。

<明和町吉田牧場での畜産体験>

 この日は、明和町の松阪牛飼育農家の吉田行良さんの牧場を訪問し、大規模農場の飼育現場で勉強しました。大きな牛舎や自動給餌の設備、牛の飼育環境を整えるための天井扇、ウォーターカップなど初めて見るものも多く、興味の目を輝かせていました。

 また、吉田さんから提供された稲ワラを直接牛に与えました。この稲ワラは吉田さんが周辺の水田から収集したものであり、資源の循環についても学習しました。

<大内山ふれあい牧場での畜産体験>

 大紀町にある大内山ふれあい牧場では、搾乳体験やバターづくり体験の他に獣医さんの協力を得て、牛に聴診器を当てて心臓、肺、胃などの「音」を聞いてみました。それぞれの内臓の違った音を体験したようです。

 搾乳をした後では、「思ったより、お乳(乳頭)は、フニュフニュしていた。」とか、「うまく搾れて満足した。」といった生の声が聞けました。

 バターづくりもほとんどの児童が初体験であり、シャカシャカと音を立てながら汗だくになって容器を振り、やっとできあがったバターの試食をしました。製造の途中ででるバターミルクは、「おいしい〜」と叫ぶ児童もいる反面、苦手な味だと感じる児童もいたようでした。

 できあがったバターは、ビンに詰めてお土産として持ち帰りました。
   
ふれあい体験交流会アンケート結果[PDF]