南伊勢町放牧事業について

南伊勢町では水産農林課が中心となって、繁殖牛経営を核にした複合経営の
確立や耕作放棄地の解消を目的にした繁殖牛放牧事業が実施されています。

2021
 令和3年5月に親牛2頭を放牧拠点へ導入し、耕作放棄地の雑草に慣れさせるために、雑草への馴致を2か月行いました。
   
放牧拠点   放牧の様子
(手前:朝夕給餌用の枠場・水飲み場、
奥:陽射し除け)

 7月下旬から9月中旬にかけて3か所の耕作放棄地にて移動放牧を実施してきました。放牧により耕作放棄地の雑草がほぼ無くなっており、実施集落からは放牧の継続を希望する声があがっています。
  
 放牧前       実施集落での耕作放棄地の変化      放牧後
 
 10月30日、11月12日に拠点にて雄雌の子牛が誕生し、現在も元気に成長しています。今後は、親牛2頭に対して種付けを施し、妊娠を確認した後に耕作放棄地への移動放牧を再開する予定です。南伊勢町は住民から移動放牧するための耕作放棄地を募集するのと並行して、新規担い手も募集しています。

繁殖牛と子牛(左が雄、右が雌)

2022
 親牛・子牛ともに元気に過ごしています。親牛の1頭は種付けが済んでおり、妊娠鑑定待ちです。
   2頭の子牛 親牛 
 
 また、子牛の出荷方法を検討するため、三重県中央農業改良普及センターの協力のもと体重測定を行ったところ、通常の成長スピードより約1ヶ月程度早く成長している事がわかりました。  
 
  体重計に乗せるため追い込み  測定中
     
     
 
   子牛の体高・体長を測定中 胸囲も測ります 

 調査当日の放牧場は、前日に雨が降ったためぬかるんでいる所もありましたが、牧草の再生状況は良好でした。
 
 親牛を、拠点から新しい放牧場に移動しました。

 親牛・子牛ともに変わらず元気に過ごしており、親牛は美しい肌つやをしていました。1頭は妊娠中ですが、もう1頭は再発情がみられており、授精適期をみながら対応していきます。
 子牛も順調に育っており、8月頃に子牛市場へ出荷する予定です。

 親牛は2頭とも新たな放牧地に移動しましたが、すぐに草を食べるなど、場所が変わっても特に問題はみられませんでした。子牛は移動せず、拠点で飼養管理していきます。
   トラックで拠点から
新しい放牧場に移動移動します
   新しい放牧場
 
 
  搬入前    草(ススキ)を爆食中です
 
 
 
 
   給餌場    給水タンク
 
 
  休息場    電柵 
       
   今後は地域興し隊として県外より1名が参画予定で、この方に飼養管理を任せます。