南伊勢町の(株)南勢養鶏が最優秀賞を受賞
平成20年度全国優良畜産経営管理技術発表会

 
 この発表会は、平成20年11月7日(金曜日)、東京都港区の虎の門パストラルで(社)中央畜産会、(社)全国肉用牛基金協会主催により開催されました。地方の審査委員会から推薦し、中央審査委員会で選抜された12事例がこの日の発表に臨みました。三重県地方審査委員会から推薦した南伊勢町の(株)南勢養鶏(萩原真郎代表取締役)もこの12事例(最優秀賞、優秀賞候補)として選抜され、社長が「地域に根ざした採卵経営の実践」〜地元で生まれ育った信頼の経営〜と題して、事例の発表をしました。

 当日開催された中央審査委員会において審議されたところ、この事例は最優秀賞の4事例のひとつとして選抜され表彰されました。当事例が評価された点は次のとおりです。

 
早期に電子発注システムを導入し、約1,000戸の顧客の管理にこのシステムが効力を発揮している。
 
1,000戸の顧客への対応は自社社員が直接当たり、年2回実施するアンケート調査により顧客ニーズを的確に把握している。
 
平成13年にはISO9001を取得し、衛生管理を中心とした品質マネジメントシステムの確立している。
 
全国展開している大手量販店との取引を開始するに当たり、ISO9001よりさらに厳しい衛生管理を実施している。
 
鶏舎の管理に当たっては、細霧方式による温度調節や排気された汚れた空気が隣接する鶏舎に悪影響を与えないように自社独自の工夫をこらしている。
 
経営管理では、生産部門、GP部門、販売部門の各段階の生産コストが計算されるしくみになっており原価管理が確立されている。
 
社員は可能な限り正社員として雇用し、地元産業として雇用の場を提供している。
 
 
 
中央畜産会菱沼副会長より開会挨拶 南勢養鶏の業績発表
 
審査委員・来賓来賓・主催者紹介 横溝審査委員長より審査講評
 
中央畜産会小里会長より主催者挨拶 南勢養鶏に最優秀賞の授与
 
 
萩原さんの応援団
受賞者と審査委員の皆さんの記念撮影