私は養豚・稲作経営、父は肉用牛を飼育しています

  玉城町の中西毅(たけし)さん(昭和43年生まれ)を紹介します。
 

中西さん父が築いた養豚経営を継承しました。

 高校も大学も、家業を継ぐことを考えて選択しました。26歳までは、地元の大手スーパーの精肉部門で仕事をしていましたが、その後就農しました。

日頃養豚経営に感じること。

 家畜を飼うということは、工業製品を作るような画一的な作業だけでは、対応できません。特に疾病にかからないよう衛生面での注意が必要だと感じています。手を抜いてしまえば、儲けにはつながりませんが、反対に地道な努力は、正直に成果となって返ってくるところが、養豚経営の面白いところです。

最近、特に安全安心が求められていますが?

  近在の養豚仲間と共同で良質な原料を購入し、自家配合に取り組んでいます。今後はトレサビリティーにも取り組んでいきたいと考えています。
やはり国産のものを消費者の皆さんに安心して食べてもらうことが、農業者に課せられた責任であり、喜びだと思っています。
消費者の皆さんには、単に価格面だけを捉えて輸入物を選択しないでいただきたいと、声を大にして言いたいです。

豚舎休日の楽しみは?

 家畜を飼っていることから、まとまった休みを取りにくいのですが、楽しみは子供と馬に乗ることです。
学生の頃、馬術競技をしていたことから、今も馬を飼っています。
腕前は・・・裸馬にでも乗れる技術があります。

今後は・・・

 現在の豚舎は、老朽化も進んでいますし、これを徐々に改築していく必要があります。規模も現在は100頭に至りませんが、150頭程度の経営に発展していきたいと計画しています。

(平成16年11月取材)

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