仲間と共に歩んでいける養鶏経営を

「畜産いいとも」の6人目は、
鈴鹿市上田町の関戸秀一さん(昭和37年生まれ)です。
 

関戸さん趣味はジェットスキーです。

 鈴鹿市といえば、市の西部は山、東部は海、ということで私はジェットスキーで海を駆けています。爽快です。これも堆肥処理に役立っているんですよ。

 どういうところで?

 堆肥は処理後その多くを近在の耕種農家に散布しています。この農家の仲間といっしょに海へ出かけるんですよ。

堆肥の処理は?

 鶏舎をウィンドレス式にした関係上、放っておく訳にはいきません。高床式だと一定期間、鶏舎に山積みといった手抜き?もできますが、ウィンドレスはこの点でシビアな処理を怠らないことが、ポイントというか、課せられた義務というか、、、、結局、きれいに片付くので環境保全には、いい結果が出ています。
 堆肥処理は畜産農家にとって、やっかいと感じてしまうと大変ですが、この部分から手を抜いた経営なんて、今後は存続できないでしょう。
 気配りも大切なことで、近在の仲間内では、「堆肥を運ぶときには、トラックにシートをかけて、運搬中に飛散しないように。」といった暗黙の約束ごともあります。

鶏舎先の近藤さんと同じケージシステムを導入されましたね。

 この周辺(石薬師地区)では、何軒かが同じメーカーのシステムを導入しました。やはり導入に当たってはパンフレットを見たり、メーカーさんのお勧めだけより、稼動している現物を見て納得することが一番いいかと思います。
 もうひとつの理由は、近在で同じものを入れておけば、もし故障があった場合にも修理の仕方を教えあったり、部品の融通を付け合ったりできるということも大変便利です。持つべきものは仲間ですね。

(ケージシステム導入に当たっては、畜産会の経営効率化機械リースを使っていただきました。)

 そのリース助成事業ですが、そういった情報はなかなか行政の方から伝わってこないんです。大雑把な情報は入ってきても、細かなことがわかりませんでした。私の場合も、細部については近藤さんに教えてもらったところが多いのですよ。

それは申し訳ありません。今後の推進時の参考とさせていただきます。

コンピュータを活用されているとお伺いしましたが?

 私は、経理処理ソフトを入れて、自分で入力しデータの集計をしています。他にExcelとかWordも必要に応じて利用していますが、仲間内ではなかなかそこまで使えない人もいるようで、インターネットとなるとさらに足が遠くなるような状況が多いです。
 携帯電話くらい普及するには、もう少し時間と技術開発が必要かもしれません。

これを機に、インターネット世界へも首を突っ込んでみてください。

今後の経営のあり方は?

 まずは、現在進行中の鶏舎施設の整備を図っていくことが目標です。鶏舎の一部がウィンドレスになった現状のままでは、旧鶏舎との行き来をするにしても衛生面で完全とはいえなくなってしまう心配もありますし、早急に施設の整備を図っていきたいですね。
 あ、そうそう、旧鶏舎からウィンドレス鶏舎への人の移動は絶対にダメですよ。作業手順を考えてください。「ハエとか病原菌とかを持ち込まないこと!」これは、ウィンドレスの導入を考えている人にとって大変重要なことですよ。

ポスター消費者の皆さんへ

 私のつくった卵は、三重県下のスーパー「フレックスアコレ各店」で、売っていますので一度買ってください。売り場には、私の写真もありますよ。

目印はコレ!
自然育ち