もっと知ってください、酪農のこと。

 「ちくさんいいとも」も10人目の方をお迎えしました。そして今回は初めての酪農家ということになります。
 
田川 正樹さん(四日市市水沢野田町:昭和35年生まれ)を紹介します。 田川さんの牧場は、四日市酪農協の「ふれあい牧場」の 近くにあることからたくさんの皆さんが見学に訪れられます。

 

田川さん「牛がいれば、お乳が出る」って訳じゃないんですよ。

 フリーストール方式で飼育していることもあって、同業の方の視察も多いのですが、生協関係等の消費者の皆さんやお子さん連れのお母さん方もたくさん見学に来られます。一般の皆さんは、牛のこと、酪農のことをあまりご存知じゃあないようですね。その分、皆さんは大変興味を持って見学していただいているようです。
 一番大きな勘違いは、「牛がいれば、お乳が出る」と思ってみえる方がいらっしゃいます。いくら「乳牛」でも、子牛が生まれないとお乳は出ませんけど、、、「ああ、そうですか。」なんてね、改めてナットクしてしまう方も見えますね。^^;

どういった姿勢で酪農に取り組んでみえますか。

お食事中 消費者の皆さんとお話できる機会は、他の酪農家と比べればうんと多いと思うので大切にしています。ある意味では、酪農家の代表でもあるわけですからね。四日市酪農協では、低温殺菌にこだわった乳製品づくりに早くから取り組んだり、最近では牛に与える飼料を非遺伝子組替にしたりといったようなことで、安心できる牛乳の提供に気を配っています。生産性の向上に取り組むことも大切ですが、皆さんに安心して口にしてもらえるモノづくりを早くから取り入れて、それが認めてもらえることは大きな喜びですし、自信にもつながります。

酪農就農はいつ決めたのですか。

 子供の頃から両親は酪農をやっていましたから、子供なりに手伝いはしていました。高校を卒業する時、「外で働くとしても帰宅後とか休日とか時間があれば、手伝わなければいけないだろうし、、、それなら、継いでみようか。」と思いました。ドラマチックな決心ではなかったように思います。2年間実習に出て勉強しました。あれからもう20年です。

乳牛さんたち県下でも大規模経営ですよね。

 現在、経産牛が約100頭です。平成2年に結婚、4年に長男が生まれ、将来の生活設計を考えたのですが、当時の30頭規模では両親と私達の2家族が生活していくには、無理があるんじゃないかと思い、平成5年に現在の場所に移転しました。 当時は県内では有数の規模でしたが、それからさらに時代は変わってしまって、将来的にはもうひとつ上の経営規模も検討すべきかと考えています。
 家族労働と雇用の他にヘルパー制度も利用して休日を取っています。子供と休みが同じになれば、心がけて遊ぶようにしています。特定の趣味はなかなか持ちにくいですが、最近はインターネットに凝っています。ホームページも作りたいですね。

この辺りはお茶の生産地ですね。

 この集落はお茶と花の栽培が盛んです。うちの堆肥も周辺の皆さんに利用していただいて、いわゆる「循環農業」を実践できていると思っています。堆肥舎を持ってみえる耕種農家の方がありますので、それほど手を加えないでも堆肥を持っていってもらえます。
 ここは60戸余りの小さな集落ですが、農業後継者が10人ほどいるといった特殊な?環境です。仲間がいるってことはやはりうれしいことですね。

「三重の畜産広場」では、四日市酪農協の紹介もしています。
酪農に関する楽しくて、為になるHP「MILK CLUB」(社団法人中央酪農会議提供)もご覧下さい。