銘柄名 加藤牧場牛

 加藤牧場
   
牛に優しく、
環境に優しく、
食べておいしい
加藤牧場牛

飼養品種
黒毛和種
 
生産物の特徴
 加藤牧場で生まれた子牛は、肥育牛として出荷されるまで同じ牧場内で飼育され、同じスタッフたちによって育てられることで生育環境の変化に伴うストレスを抑えられています。また、牛の栄養管理、与える飼料は、牛の健康と栄養バランスを考えた良質で安全な飼料を食べさせています。
周辺地域で飼料として活用できるものを利用し、安心安全な国産割合を高めています。
これらの飼養環境・給与飼料などにより、黒毛和種が本来持っている能力を高めることで赤身もおいしい牛肉を生産しています。

生育する環境も、口にする飼料も同じ条件で育った加藤牧場ブランド、加藤牧場牛をぜひご賞味ください。
 
給与飼料の特徴
 草食動物である牛にとって一番重要となるのが、“粗飼料”である。
加藤牧場ではおよそ30年前から周辺の耕種農家と連携し、牧場から出る「堆肥」と圃場から出る「稲わら」「麦稈」の交換を行っている。堆肥によって地力が付いてくると、丈夫な稲が育つようになる。そのため、化学肥料に頼らない減農薬の米作りができ、米の収量・稲わらの収量も向上し、牛の餌となる粗飼料も安心で良いものになるという理想的な循環システムができている。加藤牧場では、仔牛に与えているチモシー(乾草)以外の粗飼料は100%地元産である。
 また、8年ほど前からは、未利用資源である”おから”を飼料として活用している。乳酸発酵させた「おからサイレージ」は牛の消化吸収率を向上させ豊富なたんぱく源になっている。
上で挙げた「粗飼料」「おからサイレージ」に濃厚飼料、微量要素を混合・攪拌(TMR)し給与している。これにより給餌飼料の偏り食いを大幅に減らすことができ、個体間の肉質のばらつきを抑えている。
 飼料設計においては無理なビタミンコントロールを行わず、牛にかかるストレスを低減している。
 発酵飼料を給餌することで消化にかかる負荷を小さくし、消化時に上昇する体温を抑えることができる。これによって体温上昇による肉質の低下を防ぐことができる。
 
飼育方法の特徴
 アニマルウェルフェアの概念を取り入れている当牧場では、繁殖から肥育までを一貫飼育しており、仔牛は、生まれたところで過ごし、同じ人たちに育てられています。飼育場所や飼育者の変更など、環境の変化によるストレスを抑えています。
 可能な作業はほぼ機械化をし、作業時間を短縮。餌を混ぜる攪拌機・自走給餌機・スイーパー(自走掃除機)などがある。
 約100m離れた場所に住宅地が立ち並ぶため、周辺環境への配慮を徹底した。1000頭も牛がいるとは思えないほど、糞尿の臭気や牛の鳴き声がしない。戻し堆肥の糸状菌を利用し臭いのもとを抑え、母牛からの早期分離で騒音問題に十分な効果をあげた。また、ハエ対策にも力を入れ年間を通じてほとんどハエが飛んでいない。このような取り組みで地域住民から高く評価されている。
 
★その他★
 加藤牧場牛は、平成25年に肉質の成分分析を行いました。
 加藤牧場牛生産牛(黒毛和種牛)221頭と(一社)家畜改良事業団が調査した1200頭の黒毛和種牛の比較です。
 牛肉のおいしさに貢献するとされる“グリコーゲン”と、お肉の熟成中にグリコーゲンから生じる“グルコース”の両方が多く、味の濃さやコクにかかわるとされる“タウリン”、“グルタミン”もやや多い傾向です。タウリンは血圧を下げる働きが知られている成分です。
 また、味の強さやコクに影響することが期待される“ペプチド”と“カルノシン”も加藤牧場牛でやや多い傾向でした。カルノシンは抗酸化作用があることから、健康維持にも役立つと考えられます。

 牧場にお越しの際に一声かけていただけると、詳細な資料をお見せすることができます。
 
★関係ホームページURL★
http://www.mie-katoubokujyou.com/
 
★ 商標登録 ★ 手続き中