トンカツはころもを付けて冷凍する
　お弁当用の一口カツやトンカツなどは、ころもをつけて冷凍しておくと便利。生パン粉は柔らかくラップにくっついてはがれやすいので、ころもは必ずドライパン粉を。ころもは溶き卵をたっぷりつけて、ふつうより厚めに、手で押さえ、よくなじませてから１枚ずつラップに包んで冷凍します。
　こうしておけば時間がなくてもすぐ揚げられますし、ころもが空気を遮断して味落ちも防いでくれます。さらにもうひとつ。植物性の揚げ油にラードを加えてみてください。カラリと揚がり、風味もよく、まさにプロの仕事となります。牛カツの場合は、ヘット（牛脂）を揚げ油に加えます。

カレー用の角切り肉を冷凍保存するコツ
　カレー用の角切り肉を冷凍保存するなら、下ごしらえしてから保存したほうが調理時間をずっと短縮できます。フライパンに油を熱し、強火で肉をまんべんなく焼きます。焼き色をつけ中まで火を通したほうが日持ちもよく安心。
　仕上げにカレー粉を全体によくなじませます。冷凍庫保存の食品には特有の臭気がしみついてしまうことがよくありますが、カレー粉にはその臭いを消す働きもあります。よく冷ましてからラップにしっかりくるんで冷凍庫へ。使うときには、自然解凍か電子レンジ解凍で。スープやルウに凍ったまま加えて煮込んでもかまいません。