三重の畜産女性の会サン・カラット発足!
 

 発足式当日の平成18年11月13日は、秋晴れのさわやかな日でした。発起人の皆さんも事務局の畜産協会職員も、10時30分からの開会に向けてその準備に大忙しの朝の一時でした。

 発足式では、役割分担した発起人により、ここに至るまでの経緯や趣旨説明、規約・予算の説明や活動計画の承認をいただきました。そしてこの会の推進の中心として代表世話人に小林陽子さん(養豚)、代表世話人補佐に江尻久子さん(酪農)、同じく松葉里美さん(養豚)、会計に長ア房子さん(肉用牛)が就いていただくことになりました。

 代表世話人となった小林さんは、発足宣言の中で
「各畜種共に、男性の経営主が集う場はあったが、女性が集う機会はそれに比べると少なかったと感じている。あるいは、地域内の農業活動で他の農業者との交流が生まれることはあったが、畜産仲間同士でも畜種を超えた交流はなかったように思う。今日から、『三重県に新しい畜産の息吹を』吹き込んでいきたいと思う。『全国畜産縦断いきいきネットワーク』の活動開始から遅れること1年少しが経ったが、活動の中身では追いつき追い越していくような活気のある会にしていきたいと思う。
 しかし、私自身の力は微々たるもので、皆さんのご希望ご意見にどう応えていけばよいのか不安も一杯である。皆さんからのご協力を得ながらこの会を盛り上げていきたい。きょう、踏み出す一歩は小さいかもしれないが、振り返ったときには、しっかりとした足跡が見えるようにしたいと思う。」と述べました。

 発足式には、この会の発足に当たりご支援をいただいた団体、行政、企業等からたくさんのご来賓のご臨席を賜わり、三重県農業協同組合中央会の田中利宣会長(社団法人三重県畜産協会会長を兼務)や社団法人中央畜産会の中瀬信三副会長、三重県農水商工部の吉田鎭夫総括室長から異口同音に「三重の畜産女性の会の発足を祝い、今後の活動に期待する」という旨の祝辞をいただきました。

 生産者の出席者数は、計画当初に見込んだ数より少ない人数で発足式を迎えることになりましたが、集まっていただいた生産者30余名、関係者30余名により、内容のある発足式が開催できたと思います。

 発足式の午後には、記念講演会を開催しました。

 講師には、熊本県で多彩な活動をし、かつ全国畜産縦断いきいきネットワークの代表世話人補佐も務めていただいている那須眞理子さん(ご本人の希望により「先生」とは表記しない)をお招きしました。

 結婚により就農することとなった当時は地域性や社会情勢により女性の出る幕などなかったが、これをなんとか打ち破ろうと努力してきたお話や畜産(農業)に就くに当たっての女性としての気構えなどについて、ご自分の経験を交えて楽しくお話をしていただきました。

 那須さんの好きな言葉は「人間万事塞翁が馬」、前向きにポジティブに生きるためには健康が第一だということを痛感している昨今であるといったお話も伺いました。耳を傾けた聴衆の皆さんの感想はどうだったでしょうか。三重県の皆さんに大きなパワーを与えていただいたことに間違いはありません。

 その内容に聞きほれた講演は、あっという間に終わりの時間となりましたが、その後は、茶話会と銘打った気取らない交流会を開催しました。お菓子とお茶で和んだ雰囲気の中では、さっきまでの緊張もほぐれ、自分たちの言葉で語り合うことができたと思います。

 くまもとモーモーレディースを始めとする那須さんの活動パワーはいったいどこから生まれてくるのか、その秘策でもあるのかといった質問や、男性社会の中ではなかなか表に立てない歯がゆさ、古い慣習が根強く残ったりする地域社会への不満や妻であり嫁である立場からの意見など、話題には事欠きませんでした。

 秋の日は、つるべ落とし・・・今日一日で火照った頬に秋風が心地よく吹いてくれました。

 
  
世話人代表として挨拶する小林陽子さん 祝辞を述べる
三重県中央会・畜産協会田中会長
 
祝辞を述べる中央畜産会中瀬副会長 祝辞を述べる
三重県農水商工部吉田総括室長
 
熊本県から来ていただいた
講師の那須眞理子さん
講演に聞き入る聴衆
 
講演会の後、開催した茶話会