全国畜産縦断いきいきネットワークと共催で
「食育」について研修会を開催しました
 
研修会の様子 平成19年2月7日(水曜日)、名古屋市内で全国畜産縦断いきいきネットワークの東海地域の会員や遠くは九州、関東の会員が参集し、いきいきネットと、サン・カラットとの共催により初めて地方で研修会が開催されました。今回の研修会テーマは「食育活動」でした。

 農林水産省東海農政局の栗本まさ子次長からは、「教育ファーム」への取り組みの紹介があり「まずは身近な市町村の行政を上手く活用してみてはどうか。」という提案をいただきました。

小林さん 神奈川県の福田牧場の福田弥生さんは、20年前から始めたという「ふれあい動物園」を通した食育活動の経験から「同じ活動をするのではなく自分らしさの設定と取り組みを考え、精神面でも経済面でもマイナスにならない取り組みが大切だ。」というアドバイスをしました。

 愛知県(有)大東牧場の森京子さんの取り組みでは「レディス・クラス」「教育ファーム」を取り入れた人柄もよく表れていて、決断力と行動力を感じ取りました。ジェラート店のオープンのいきさつや今後の夢を語る森さんの姿がとても輝いてみえました。

山下さん 三重県からは、松阪市山下鶏園の山下恵美子さん。存在感のある歯切れの良い話口調で、皆をあっという間に引き込んでしまう話術でした。養鶏・卵を通した地元の子供たちとのかかわりをたくさんの写真から見て知る事が出来ました。食育事業に対する自分自身の勉強もしっかりされている努力もすばらしいと思います。また、昨今の鳥インフルエンザにおける御自身の精神面の苦悩を間近に聞き、改めて事の重大さに気づいた時間でもありました。

 意見交換では、様々な形での「食育活動・消費者交流」の話題提供がありました。同じような取り組みをする者にとっては、いい薬になったような気がします。

 すでにそれぞれの皆さんが食育活動にかかわっているという事もわかり、これからの畜産女性の活動にとても参考になったと思いました。