平成22年度総会、研修会を開催しました
 平成22年6月23日(水曜日)ウエストパーク松阪で平成22年度の総会を開催しました。
 総会には、会員20名を含む34名の出席がありました。
 開会に当たり、小林代表世話人からは、サン・カラットの活動に当たり、昨年は総会の後、湯の山温泉女将の会との交流の場を持つなど、新しい試みも展開してきた。平成22年度も積極的な姿勢で、予定している企画に参加いただきたいと述べました。また、4月に発生した口蹄疫については,同業者として心を痛めている。これに対し支援を呼び掛けたところ、暖かい義援金が寄せられたことについて感謝の意を表しました。
 総会開催に当たり、次の2名からご祝辞をいただきました。
  三重県農水商工部農畜産室赤松室長様
  三重県農業協同組合中央会くらしの活動推進部葛西部長様
 総会では、平成21年度の活動内容や収支決算、22年度の活動計画や予算を提案し、出席者から承諾を得ました。22年度活動については、口蹄疫の関係もあり全国的なイベント等が延期されているので、早期の終息を願いながら積極的な活動ができるようにと締めくくりました。

 その他、三重県信連から、「農業経営資金(農家女性等応援型)」についてのご紹介や、南勢家畜保健衛生所から、口蹄疫についての報告や留意点等についてお話がありました。

 
総会資料はこちら[PDF]
会員による事例発表会を開催
 この研修会の開催に当たっては、世話人会で企画についていろいろと案も出され検討しましたが、今回の企画「会員の事例発表」に決めた経緯を報告しました。
 発表いただいたのは、次の3名です。(発表順)
 川北淳子さん(鈴鹿市、採卵鶏)、大西京子さん(津市、養豚)、竹内友子さん(多気町、肉用牛)


川北さんの発表『忙しい中から生み出す自分たちの時間』
 私と主人とは、農業青少年が集う場で出会い、意気統合。
結婚を機にいわゆる分家(この地域では「新家分け」というそうです)で、夫婦揃って養鶏に専念しました。結婚直後に、卵価の大暴落があり、いきなり「補てん金生活」が始まりました。
 当時はまだまだ若かったとは言え、振りかえってみると本当によく働いたと思います。
 地域の農業関係者とは、直接販売といった農業活動で親交が深まりました。そんな頃に生まれてきたのが、ご主人の趣味でもある「バンド活動」。夫から誘われたものの、楽器などなにもやったことのない私でしたが、仕事を終えて、深夜まで練習したことを思い出します。忙しい中でも時間を生み出し、練習し、演奏できたことでたくさんの拍手をいただいたり新しい仲間ができ、いくつもの幸せをつかめたと思っています。


大西さんの発表『こだわりの豚肉「頑固おやじのぶた」の生産と販売』
 畜産業とは全く縁のないところから嫁いだ私でした。結婚当初は、育児に追われていましたが、夫がパソコンを経営に持ち込んだ頃から、データの入力などで経営に参加していきました。
 現在、豚肉の直販に力を入れています。直販を視野に入れたのは、豚価の暴落がきっかけでした。しかし、今までとは全く違った分野の仕事でしたので、勉強することは山ほどありました。なかなか思うように売れませんでしたが、夫が販売先、販売方法を模索し、努力してくれたことや、お客様の口コミもあり、なんとか進む方向が見えてきました。
 夫は、とにかくよく働きます。
 長男、次男が相次いで就農してくれたので、外からは「うらやましい」との声も聞こえますが、経営者の夫は、期待と共に責任感で一杯です。


竹内さんの発表『ピンチとチャレンジは自分磨きの最大のチャンス!』
 結婚後、育児に専念する時期を過ぎてからは、夫と共に毎日、牛舎での作業に取り組みました。竹内家の畜産業は当初酪農業でしたが、肉用牛肥育経営に転向し、財布を任されることになりました。
 幾度かのピンチにも遭いました。夫の交通事故や自分自身の病気。しかし、ピンチは神が与えた試練、チャレンジは自ら与えた試練だと思い頑張ってきました。
 食育学習の一環として小学生を牧場に受け入れたことも、最初は、準備が大変で後悔もしましたが、食に感謝することを知った子供たちからの手紙を見ると、「次もまた!」と元気づけられました。
 将来に向けて、これからも前向きな姿勢で経営を続けたいと思います。また、子供たちの誰かが、私たちの背中をみて跡を継いでくれることを期待しています。


発表を終えた皆さんへのサプライズ!
 事務局では、発表者のそれぞれのご主人に「奥様へのメッセージ」をいただくように依頼しました。
発表終了後に「サプライズ」を意図していましたので、奥様には内緒で事務局へ届けていただくよう依頼しました。 メッセージは、いずれも異口同音に「苦労をかけてきた」「これからもよろしく」といった内容の心温まる文章であり、会場の皆さんの前で朗読させていただきました。

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