農水省原田畜産企画課長が来県
平成24年6月11日、12日(月曜日、火曜日)

 
   
 11日午後、農水省の原田畜産企画課長が、同課香川総括係長らと共に松阪市の山下鶏園(山下盛通さん、恵美子さん)を訪問されました。

 昨年10月に開かれた全国畜産縦断いきいきネットワーク大会が、「ご縁」となったようです。
防疫の関係から鶏舎への立ち入りはご遠慮いただきましたが、山下さんご夫婦が日頃から感じている要望のいくつかを課長に聞いていただきました。

 この中で高病原性鳥インフルエンザ発生後の鶏の処分については、三重県養鶏協会としても大きな課題のひとつとなっており、焼却による処分で迅速に対応できるよう県や市町に要望書を提出した経緯や要望について聞いていただきました。

 また、山下鶏園では後継者が就農し、将来の経営設計を立てる時期となっているものの業界の見通しに不透明な部分も多いことから、安易に投資することへ不安を感じている現状をお話し、併せて手厚い資金援助が受けられるよう要望しました。

 会談の予定時間は1時間ということでしたが、将来展望や現場の課題をお話しするうちに、やや超過となりました。

 山下さんからは、「お忙しい中、現地へ出向き、直接、生産者の声に耳を傾けていただいたことに感謝したい。」との言葉がありました。

 なお、この両日で一行は、山下鶏園の他に酪農、肉用牛、養豚の各農場へも出向き、同様にお話しする時間をもっていただきました。