なばな畑で収穫体験
サン・カラットとJA松阪女性部の交流会]
平成26年2月19日(水曜日)
 JA松阪女性部役員の皆さんと今年は松阪ICに近いなばな畑で収穫を体験し豚肉のしゃぶしゃぶと一緒に旬の味に舌鼓を打ちました。
 とても寒い一日で収穫の大変さも十分に体験。他の野菜の収穫でもなばなの収穫でも「商品」として出荷できる品質を維持させ選択しながらつみ取るのは大変です。畜産業での収穫は年間を通じて継続的なものですが、野菜ものを始め耕種農家では短い適期に集中した作業が求められます。また、今回のような冷たい北風にも負けず作業することが当たり前のことのようです。
 
 午後は意見交換会。
 午前中に体験したなばなの栽培等や作業の大変さについて、いろいろとお話も出ました。「畝が低く、腰に負担がかかったり、やはり寒い時季の作業はつらいものの、寒さは作物にとって、甘みを増す条件ともなり、避けられない。」「最近、頭を悩ませるのは、鹿、イノシシ、カラス等からの被害が増えていたり、悲しい事実としては「盗難という人害」も発生している。」といったお話もありました。
 参加者からは、各自の経営が抱える課題について話題提供がありました。
 お茶農家では、後継者が育っていない経営も散見されるようです。機械化をしないと大規模化を実現することは難しいものの、莫大な投資が必要となっていることは畜産業界とも共通しているようでした。
 若者のお茶離れは、産業全体の衰退につながっているようです。高価なお茶は贈答用としての需要が見込まれますが、全体量からすれば贈答用としての消費はわずかなものであり、日常の消費量を底上げしたいというご意見でした。