料理を楽しんで、学ぶ教室
in真夢農和
平成26年3月17日(月曜日)



 例年の料理教室では、畜産物を素材にしたレシピで料理教室を開催してきましたが、今回は趣向を変えて、平成25年7月に松阪市久保町にオープンした「真夢農和」で食事会を主とした勉強会を開催しました。
 
 真夢農和(まむのわ)は、地元の農産物を販売するとともに、レストランを営業しています。サン・カラット会員の山下恵美子さん(山下鶏園)もこのお店へ卵を出品したり、レストランの食材として提供しています。真夢農和はいろいろな農業者(女性)7名で運営されています。
 食事をいただいた後、代表の松倉さんから、運営ややりがいについてお話を聞きました。
農産物の直売部門では、地元の米や季節の野菜を販売しており、レストラン部門の素材もこれらを使用しています。レストランのランチメニューは、調理担当者が、その日の野菜等の在庫状況を把握して、メニューを考え、出品している農業者に農産物を返品することのないように工夫しているそうです。毎日のことで、担当者の心意気とレパートリーの広さに感嘆させられました。
 「女性ばかり7人かぁ・・・、仲良く運営するにはいろいろ意見の食い違いもあって、心配だなぁ」という心配の声もあったようですが、松倉さんは代表として、問題があるようなら、前面に出してウラでもめることなどないようにと仲間に提案しているようです。店内に響く弾んだ声がこれを裏付けているようでした。
 店舗の経営面は決して余裕がないのが実情でのようです。借入金の返済、労賃の確保等最低限の収入でどうにか切り盛りしてみえるそうです。経営の厳しさよりも今はやりがいが勝っているとでも言えばよいのでしょうか。