第27回農山漁村のつどいに参加
テーマ[魅せつけよう!農山漁村の底力~響き合う関係づくりを求めて~]
平成27年2月13日(金曜日)
三重県総合文化センター

 農山漁村のつどいは、農林漁業や農山漁村における男女共同参画の推進を目的として開催されるものです。今回のつどいでは、「魅せつけよう!農山漁村の底力~響き合う関係づくりを求めて~」をテーマに、農山漁村のよさを生かした地域づくりや、男女(とも)にかがやかしく新しい農山漁村を作ることを目的に、人間幸学研究所の和田芳治氏による講演会や事例の発表がありました。
 今回のつどいには、サンカラット会員8名が参加し、開会式では、小林陽子さんがあいさつをしました。お昼には、大西畜産さんが豚肉及び豚肉加工品を販売しました。閉会式では、漁連女性部の小寺さんが、農山漁村のつどい宣言を朗読しました。
講演会
演題「里山を食いものにしよう」
講師 和田 芳治 氏(人間幸学研究所所長、前・広島県総領町教育長)


 頑張る人を支える民「志民」の数が増えれば、笑顔あふれる町づくりができます。「里山資本主義」とは、自然を利用して作った「里山」の資源を活用し、まちづくりを行う考えです。「地産地消」から「志産志消」へ。これは志を持って作り、価値が分かる人に志をもって買ってもらう考え方で、ただ物を売るだけでなく、その価値も売ることが大切なのです。当たり前だと思っているものが宝物です。そのことに気づき、町づくり、特産品づくり、地域づくりに生かすべきです。
 (歌から始まり歌で終わる、とても楽しい講演会でした。)
事例報告~農山漁村に魅せられて~
 農林漁業者3名の取組について発表がありました。
佐久間栄造さん(松阪市:椎茸、ブドウ農家)の発表
『農業という仕事の魅力』
 もともとは農業には関係ない環境で育ちましたが、入学した大学が農学部で、周囲に農家の子息が多かったことがきっかけで、農業に参入しました。「自分の食べたいものを作る」をモットーとし、椎茸とブドウを育てています。農業に参入してよかったことは、農閑期があること、ある程度労働時間を自由にできること、子どもの面倒をみることができることです。
三浦照代さん(津市美杉超:林業)の発表
『林業と山村の魅力』
 津市美杉町に嫁いだことがきっかけで、林業に従事するようになりました。夫が代表を務める「三浦林商」では、「葉枯らし乾燥」と「新月伐採」の間伐を軸にした事業を展開しています。最近では、林業体験などを開催し、都会の子どもたちに林業の体験や、田舎暮らしを体験してもらっています。すると、最初は内気だった子どもが徐々に活発になった、などという変化を見ることもあります。美杉町では、自宅裏の川で天然プールを作って子どもを遊ばせるなど、都会ではできない暮らしができます。ぜひ皆さんにも一度美杉町に足を運んでみて下さい。

濱口ちづるさん(鳥羽市答志島:漁業)の発表
『海からの贈り物~ないものねだりから あるもの探しへ~』
 鳥羽市最大の有人離島である答志島で生まれ育ち、海女漁を行っています。現在は、「島の旅社」の一人として、運営に携わっています。島の旅社では、観光客に島での暮らし体験ツアーを実施しており、ありのままの島の路地裏散策や、古くから根づく海女たちによる海女小屋体験、無人島での自然水族館などのエコツアーが人気です。島には何もない、と思っていましたが、島で暮らす自分たちにとっては当たり前のことが、観光に来られた方には新鮮であるということに気が付き、特に路地裏散策が好評なことには驚きました。ないものねだりからあるもの探しへ、人とのふれあいの中で豊かな経験ができる答志島へぜひおこし下さい