明野高等学校にて出前授業を行いました!
  
 令和2年9月30日(水曜日)、明野高等学校にて今年度第2回目の出前授業を行いました!

 授業を受けてくださったのは生産科学科の2年生39名。普段、農産物の栽培・収穫・販売という技術を総合的に学習したり、家畜の生理生態、飼育技術等を実践的に学習されています。

 今回の授業は所属先等が違う県職員4名をお招きし、ご担当されている取組についてお話していただきました。
  
三重県農林水産部畜産課畜産流通班 山本さん

 三重県の畜産に関わる統計資料を用いた資料により、畜種ごとの頭羽数や県内生産者の特徴を紹介していただきました。
 
三重県中央農業改良普及センター
  笹山さん

 県職員の仕事が大きく行政・研究・普及の3つに分かれており、ご自身は中央普及センターの畜産担当者として普及業務に携わっているというお話のあと、生産者とのコミュニケーションを大事にして課題の解決にこたえていく仕事であると発表していただきました。
  
  
三重県中央農業改良普及センター
  宮崎さん

 担当している肉用牛に関する基礎知識の説明後、仕事で取り組んだ和牛繁殖・育成マニュアルの作成の経緯や、健康に子牛が育ち、生産者の収益性向上、繁殖経営の強化に役立てたいと考えていらっしゃる事等発表していただきました。
 
三重県南勢家畜保健衛生所 藤田さん

 女性の立場からみた県獣医師の業務を紹介後、酪農経営の乳房炎対策を通じた経済損失改善の取組みについて発表していただきました。
 
  講義後質疑応答の時間では、養豚・肉用牛・酪農・養鶏と各畜種に興味を示す生徒さんがいらっしゃる事がわかったり、畜産担当の先生からは『3年生での専攻課程において、畜産を希望する生徒が例年より多い』というお話をうかがう事ができたりなど、嬉しさと期待の膨らむ時間となりました。

 今後の出前授業は、11月に2校での開催を予定しています。畜産に携わる人々の情熱が、しっかり伝わる授業にしていけるよう頑張ります!!