四日市農芸高等学校にて出前授業を開催しました!
 
 令和3年11月2日(火)、三重県立四日市農芸高等学校にて出前授業を開催しました!

 四日市農芸高等学校は、三重県北勢地域唯一の農業学科と家庭学科を併設する専門高校です。
 農業学科では令和3年度入学生から農業科学科、食品科学科、環境造園科の3学科となり、2学年からは食料生産、施設園芸、食品科学、食品開発、造園技術、自然環境の6コースに分かれてより専門的な学習に取組まれています。

 今回授業を受けてくださったのは農業学科1年生の皆さん。講師には生産者と県職員の3名をお招きし、各クラス50分という限られた時間ではありましたが、しっかりお話していただきました。
三重県農林水産部
  畜産課 宮崎さん

 今回も三重の畜産や三重ブランドについてご説明いただきました。
 自己紹介で、ご自身が農業高校出身であり、当校に在籍する先生方にお世話になったというお話がありましたが、生徒さん達は身近な先輩と話すみたいに、とても聞きやすかったのではないでしょうか。
 
   
  株式会社エッグハウス川北
  川北さん(養鶏経営)

 仕事に対する熱い想いや、独自のこだわりについてお話していただきました。
 鶏や卵についてだけでなく、そこから直売所・加工品・鶏糞肥料を使った野菜販売等につなげていらっしゃるお話は、生徒さん達のアイデアを生み出す力を刺激した事と思います!  
   
中央農業改良普及センター
  畜産普及課 笹山さん

 ご自身の畜産普及員としての仕事について、お話していただきました。一般的な公務員のイメージとはまったく違う内容に、生徒さん達は驚かれたと思います。
 農家さんの経営持続や発展に向けて、共に学びながら取組む姿勢や畜産業発展の一助になればという熱い想いは、生徒さん達の胸に届いたのではないでしょうか。
 
 
 講義後の質疑応答では「就農するきっかけは何ですか?」「どうしてこの仕事に就こうと思ったのですか?」等の質問をいただきました。将来どんな仕事がしたいか、まだわからない生徒さんもたくさんいらっしゃると思います。出前授業を通じてその選択肢が増えたり、「こんな仕事もあるんだ!」という知る機会になっているといいなと感じました。

 今回の出前授業は、冒頭でご紹介したように農業学科の1年生に授業を受けていただきました。普段、畜産についての学習をされていない生徒さん達には馴染みのない内容もあったと思います。しかし、講師皆さんの仕事に対する姿勢や熱意は、どの仕事にも共通して大切な事です。授業を聞いた生徒さんが、どんな事でもいいので何か感じとってくれたり、畜産に興味を持ってくれた人がひとりでも増えていたら嬉しいです。