農場の紹介と意見交換会

 畜産協会山下専務、三重県農畜産室伊藤主幹から挨拶があった後、水野養豚、今村養鶏の農場紹介をスライドにより行いました。

 意見交換会は、一方的な畜産事例の紹介に留まることなく、消費サイドからの意見や要望も積極的に出していただき、相互の理解を深めていただくようにお願いしました。
 
 意見交換会で出された意見等を次のとおり集約しました。
 ・・・消費者    ・・・生産者    ・・・各関係機関
 
意見質問等
消費者この開催等を通じ畜産農家が、取り組んでいる衛生対策や施設整備、あるいは家畜家禽の飼育についての実情が理解できたと思う。これを機会に顔の見える関係の生産者が生産したものを買い求めていきたいが、具体的な販売店等が消費サイドからは把握できない。この壁を取らないことには、地産地消にも結びつかない。

生産者本事業で関係した生産者の他にも、オリジナル生産物の生産に取り組む事例は増えてきている。拡販を望むところであるが、宣伝力、販売力には限界があるのが現状である。しかし、こういった機運があるのであれば、口コミのみでない情報を取りまとめ、提供していく必要があると思う。


消費者卵の洗卵等について、温水、消毒液等を使用し、鶏卵の殻を濡らしている手法もあるが、どう考えるか。

各関係機関西洋と米国ではその手法が異なるし、国内でもその手法は様々であり、消費者の選択に委ねる部分でもある。


消費者家畜、家禽の衛生管理等について、どのような対策を講じているか。

生産者飼育対象全頭(羽)を対象として健康診断的な行為は行っていないが、定期的な血液採取による診断等により、衛生状態を把握している。

 その他にも参加者からは、家畜家禽の飼育方法等の基本的な事項について、いくつかの質問がありました。
 
その他

 今回の見学先は、GPセンター、牛乳製造工場であったことから、衛生面に十分な配慮がなされた施設、手法等について、安心感を持っていただいたと思われました。

 本年度の本事業でそれぞれの現場を見学していただいた皆さんの全般的な印象では、「施設の充実がなされている」「衛生面への対処が高度である」「飼育に当たり広範囲な配慮がなされている」といった感想が多く聞かれました。

 
  
畜産協会山下専務挨拶 意見交換会の様子