平成18年度畜産物安全・安定供給相互理解体制推進事業の
モデル地域検討委員会を開催しました

 平成18年10月20日(金曜日)、津市桜橋の三重県教育文化会館において、畜産生産者、行政、消費者、学校栄養士関係者の皆さまに参集いただきモデル地域検討委員会を開催しました。

 本事業では、畜産物等の生産、流通、消費等に関係する皆さんに対して、畜産に関係する生産技術や衛生管理、加工・流通などの知識を習得し、意見交換等を通じて相互理解を深め、強い絆で結ばれたグループを育成することを目的としています。

 このため、昨年度に引き続きモデル地域として県の北勢地域において、生産・流通加工・消費の関係者が交流できる場を提供し、畜産の現場を知ったり、消費者の意見を聞いたりすることにより、相互の理解を深めていきたいと思います。

 本年度は新たに学校栄養士として食に携わる関係者にも参加していただくことになりました。また、昨年度の消費者関係の皆さんに加えて、新たな仲間にも加わっていただくことになりました。

 畜産協会からは、事業の概要説明と平成16年・17年度の実施状況の報告し、併せて18年度の実施計画について説明し、地域交流会の開催について検討調整や意見交換を行いました。

本年度の地域交流会の開催計画は次のとおりです。

 
開催回数  2回
実施時期  平成18年11月、平成19年1月
開催内容  ・生産農場の見学(酪農、肉用牛、養豚、採卵鶏)と関連施設等の視察
  (ふれあい牧場、GPセンター、牛乳工場、四日市畜産公社)
 ・現地見学等を基準とした意見交換会
 

 また、事業に参加した生産者の販売情報をホームページで提供していくことにしました。

 なお、養豚、採卵鶏の生産現場では防疫対策上、多数の外部訪問者が場内に入ることは好ましくないので、スライド等で対応することで了解を得ました。

 
その他検討委員会で出された意見
 

訪問者の対象にもよるが、小学校高学年以上であれば事前の学習を経た後に現地見学を行うことが肝要。基礎的な知識がないままで現地を訪問するのとそうでない場合、理解度や質問等の内容が異なり、貴重な時間を効果的なものとするためには、事前の準備(勉強)が必要である。【生産者】

  

子供をターゲットにした学習を進めたい。継続した訪問の場合、質問事項等も高度化していくのがわかる。【生産者】

  

給食で使用する農産物は、児童への教育上も三重県産であることが望ましいが、実際の購入に当たっては、入札制度があり、生産者の指定等をすることはできない。発注は給食センターごとに対応しているのが(制度上も)現状である。生産現場の研修をする機会は少ないので、本事業の現地交流をよい機会として捉えたい。【学校関係】

  
どういった内容の見学や交流ができるのか、今の段階では生産のどういった内容を学習していけるのか、知識がないので不明な点も多いが、事前の学習も含め意義のあるものにしたい。【消費者】