意見交換会

 午後の意見交換会では、今回の視察等を通して、自由に意見をいただく形で出席者から質問や意見を聞きました。

 鶏卵については、賞味期限や黄身の色、購入後の保存について等の質問に対し、今村さんから回答がありました。生産者から直接聞けることが、別途回答をいただいたアンケートの結果からも好評であったことが伺えました。

 同養鶏場では、鶏卵の品質向上のために、高価ではあるがこだわりをもった飼料を給与している点や、安全性の確保のために非遺伝子組替飼料を早期から給与したり、家畜保健衛生所の検査を定期的に受けたりしている。
 また、養鶏場の衛生面での対策については、鶏卵そのものの外見上の美しさも必要だが、基本的には、鶏の健康、目に見えない鶏舎内の衛生管理の結果としての清浄化が求められているので、これに対応しているという発言がありました。

 学校栄養士からは、給食に卵を使用するには、安全性について他の食品より厳しいチェックが行われている。また、アレルギー体質の生徒については、鶏卵以外の食材についても十分な注意を払っているという現状の報告がありました。

 鳥インフルエンザについては、マスコミ報道がすべてではなく、十分な知識をもって理解ある対処を願いたい。テレビの報道等では、畜産関係者が家畜の防疫上として取る対応を鶏卵の安全性が低いためであるという誤解が生じる場面も見受けられるが、これらは間違いであり、また、鶏の点灯管理について誤解を招くような報道した番組もあったので、消費者は正しい知識を持って対応願いたいと説明しました。

 行政サイドからは、このようなセンセーショナルな内容でテレビ報道等がされると、消費者が必要以上に過敏に反応するようすが見られるという意見がありました。
 
 
意見交換会のようす