渡辺牧場の見学

 鈴鹿市で経産牛100頭規模の酪農経営を営む渡辺牧場を訪問し、飼料給与や飼育方法、搾乳現場の見学等の研修をしました。

 同牧場の畜舎構造や搾乳方式については、大規模化を図り、同時に省力的な経営を目指すためにフリーストール牛舎を採用し、パーラー方式で搾乳しています。ストレスが少なく健康な牛を育てる牧場のようすが見られました。

 給与する飼料については、傘下の酪農協組合員全員が、非遺伝子組替飼料を給与し、安全で安心な牛乳生産に取り組んでいること、また同牧場では、トウモロコシを自給飼料として栽培し、サイレージに調整して給与していることについて説明を受けました。

 自給飼料生産については、隣接する採草地を見学し、サイレージ化された実物をサイロから取り出し、その出来具合や香り等を確認しました。

 併せて、自給飼料を生産することにより、資源の循環を行っていることも聞きました。
 
搾乳室に見学者を招いて、
機器の説明もありました
隣接する採草場で、
自給飼料について聞く参加者の皆さん
   
トウモロコシを栽培する意味
(牛にどのような効果があるのか等)を説明
実際にサイレージをサイロから取り出して、見たり匂いを嗅いだりしました