名称は「全国畜産縦断いきいきネットワーク」に!

 平成17年8月29日(月曜日)、東京都港区虎ノ門パストラルで、全国から参集した「畜産に携わる女性たち」により、「全国畜産縦断いきいきネットワーク」が設立された。

 このネットワークは、畜種を超えて手をつなぐことが目的で、発足に当たり尽力した神奈川県で養豚を営む北見満智子さんが発足宣言をし、「畜産を担うには女性の力がなければなりたたない。女性の視点を活かし夢と希望のある畜産業にするために、畜種を超えて参集し、交流を深めよう。女性の声を発信し、農業の応援団を増やし、全国の農業を活気づけよう」と呼び掛けた。

 今後の活動については、会員誌の発行やホームページの設置、研修会、後継者の育成、消費者との交流などを行うことが承認された。

 この日は、関係者ら200人余りが出席し、パネルディスカッションでも活発な意見交換が行われた。

 パネルディスカッションでは、「ネットワークで何ができるか」についてパネリストや会場の出席者からさまざまな意見が出された。パネリストの栃木県の酪農経営、今克枝さんからは、「安全・安心とは何かを筋道立てて消費者に話せるよう、私自身が、学んでいく必要性を感じた。」と話した。会場からは、「何にでも取り組んでいく姿勢が自分を磨くことになる。」「自分を変えていこうという意識が芽生えた。」などの発言があった。

 参加者の有志が発表した「2分間スピーチ」でも、バラエティーに富んだ内容の発言が相次いだ。
 
三重県からの出席者は、次の皆さんでした。(順不同)
松葉里美さん(養豚:いなべ市)、窪田悦子さん(養豚:鈴鹿市)、小林陽子さん(養豚:亀山市)、
河井シゲヨさん(養豚:志摩市)、荒木田洋子さん(養豚:一志町)、江尻幸子さん(酪農:大紀町)
 

発足までの経緯と発足宣言をする
北見世話人代表
     
ネットワークづくりに事務局として支援してきた中央畜産会中瀬副会長の挨拶
   

2分間スピーチのようす。内容は、現在の畜産が抱える課題や仲間づくりに期待する声、ファッションの話など・・・多種多様でした。
共通点は「元気」

長野県の畜産女性の活動内容について発表する関係者の皆さん。
   

会場のようす。的を得た発言には大きな拍手も上がりました。

活動組織名を「全国畜産縦断いきいきネットワーク」と決定。
   

活発な意見が飛び交ったパネルディスカッションのようす。