シートを利用した堆肥化とは

 シートを利用した堆肥化とは、堆肥盤または下敷(不浸透性)シートの上に容積重を調整した家畜排せつ物を堆積し、被覆(防水性・通気性・透湿性)シートで覆い堆肥化を行う方法です。シートの特性により排汁の地下浸透や河川流出を防止しながら堆肥化できます。

 従来から行われている堆肥盤を利用した堆肥化では、雨水による排汁の流出の可能性があり、野積み堆肥等を単に上部からシートで覆う方法では、排汁が直接地下に浸透するため、家畜排せつ物法には対応できません。

 また、防水・防気シートで堆肥を覆うと嫌気性発酵が進み、悪臭を放つ原因になります。
 従って、シートを利用した堆肥化には、通気性、防水性、透湿性を兼ね備えた被覆シートと不浸透性シートもしくは堆肥盤が必要になります。

堆肥化システム概念図

注意してください!

 シートを利用した堆肥化は撹拌機を備えた発酵施設に比べ、堆肥内部への酸素供給が難しく、堆肥化期間は長くなり、品質のばらつきも大きくなることが考えられます。

 堆肥化期間を充分取ったり、必要以上に堆肥を高く堆積しない等の基本的な事項や次にあげるポイントをよく理解した上で取り組めば、十分に利用可能な堆肥を作ることができます。

ストックヤードとしての利用

 シートを利用して堆肥を覆うことで、既存の堆肥化施設の補完的な役割や完成堆肥のストックヤードとしても利用することもできます。
季節によっては堆肥が出来上がっても利用されない時期がありますよね。