バンカーサイロ型堆肥盤
(上部被覆シート方式)の紹介

バンカーサイロ型堆肥舎

堆肥化の条件
1 畜舎における糞尿分離 不可
2 水分調整材 オガクズ
3 乾燥ハウスの利用 無し
4 水分調整目標値 72%
5 堆肥の堆積高 1.0m
6 攪拌頻度 1回/週
7 通気 無し
8 処理対象頭数 搾乳牛17頭
 
施設設置条件
施設の規模
(1)発酵層寸法:間口10m×長さ19.9m×側壁高1m(面積199平方m)
(2)発酵層容積:199立方m(堆肥高1m)
  
施設の形状および材質
(1)形状:ふん尿の搬入口と堆肥の搬出口が別々の両開き(先入れ先出し方式)
(2)材質:土間−ワイヤーメッシュ入コンクリート製(厚さ150mm)
      側壁−鉄筋入コンクリート製(厚さ150mm)      
  
土間及び側壁強度
重量4tのショベルローダーで攪拌作業が可能
 
1平方m当たり建設費
8,600〜9,000円
 
処理ふん尿1立方m当たり建設費
8,600〜9,000円
 
平面図及び断面図
平面図
平面図
 
断面図(A〜B断面図)
断面図
 
施設の特徴
1 パイプハウス堆肥舎より安価で建設できます。
2 床面がコンクリートなので、ショベルローダー等で切返し作業ができますが、シート被覆の手間がかかります。
3 堆肥を高く堆積できないため、広い面積が必要になります。
 
施設使用上の注意点
1 被覆シートから雨水が流入しないように注意が必要です。
2 側壁と被覆シートがこすれて、破れないように維持管理する必要があります。
3 強風時に被覆シートが飛ばないようにする対策が必要です。
4 切り返しや搬出の際に悪臭が発生するので作業の時間帯に気を配る必要があります。
5 水分調整の程度により異なりますが、はい汁を集める工夫や貯留槽が必要な場合があります。
   
写 真
  
 
  
 
  

当施設の紹介に当たっては、大内山酪農農業協同組合のご協力を頂きました。