★シートを利用した堆肥化の施工手順★ | ||
施行手順 シートを利用した一般的な堆肥化の施工手順は次のとおりです。 (詳細については、メーカーの仕様等を参考にしてください。) |
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![]() ふん尿置き場の掘削・整地 排汁の貯留槽の掘削 |
(1)整地と雨水侵入防止のための土手の設置 | |
1 整地する。 ⇒雨水が貯まりにくい場所を選ぶこと 遮水性シートは地上から、30cm以上埋め込めるようにする。 ⇒ショベルローダ等がふんの搬入、搬出のためにシート上を走る。 2 石礫や小石を除去する。 ⇒遮水性シート破損防止のため 3 排汁回収のため勾配を設ける。⇒2%程度 4 排汁回収のための集水管設置用溝を掘る。 5 周囲に土手を設置する。⇒雨水の進入防止 6 必要に応じ、土壌凝固剤で、土壌を固める。 |
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![]() 遮水性マットの敷設仕上げ |
(2)下敷(不浸透性)シートと集水管の設置 | |
1 遮水性シートを設置する。 ⇒縦・横十分な余裕を持って設置すること。 2 集水管を設置する。 3 集水管の目詰まりを防ぐため集水管周囲にもみ殻、わら等投入する。 |
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(3)床土の設置(鎮圧・整地) | ||
1 床土を30〜5cm程度敷き詰める。 2 沈下しなくなるまで鎮圧する。 3 必要に応じ、土壌凝固剤で、土壌を固める。 |
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![]() 床土の埋め戻し |
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(4)排汁貯留槽の設置 | ||
1 集水管の排出口に貯留槽を設置する。 ※堆積場同様、雨水の流入を防ぐ措置が必要。 |
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![]() ふん尿の搬入 |
(5)堆肥化材料の水分調整と容積重調整 | |
1 家畜排せつ物と副資材を混合し、水分を牛ふんの場合約65%以下、豚・鶏ふんの場合約55%以下を目安に調整する。 ⇒牛の場合、10リットルのバケツで測定する場合:容積重は6.5kg/10リットル |
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![]() 堆積積み上げと通気管の設置 |
(6)堆積 | |
1 堆積する高さは概ね1.5m程度までとする。 ⇒幅は利用するシートに併せて調整 |
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(7)通気管を設置する場合 | ||
1 通気管は堆積する山の長辺に対し直角に設置し、両端は山の外側に出す。 |
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![]() 通気性シートでふん尿を覆う |
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(8)被覆シートの設置と固定 | ||
1 窪みができないよう堆積した山を成形する。 2 通気性シートで堆積した山を覆う。 3 古タイヤ、土のう、マイカー線、防鳥網、園芸用ネット等でシートを固定する。 |
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![]() 設置終了 |
※土地条件や作業機械にもよりますが、聖地から設置終了まで、概ね2日(作業人員4人程度)で作業ができます。 |