★基礎知識 2 |
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繁殖農家の仕事 繁殖農家では、お母さん牛を飼って、子牛を産ませます。この子牛を9ヶ月から12ヶ月くらいになるまで育て、市場でセリにかけて肥育農家に売ります。子牛をちゃんと育てるには、病気にならないように牛舎(牛のおうち)をいつもきれいにしたり、暑さや寒さにも気を使います。 雌牛をお母さん牛にする 雌牛がお母さん牛になるためには、生まれてから14ヶ月齢前後で、種付けをします。妊娠期間は約280日(人間と同じ)ですから、初めての赤ちゃん牛を産む頃には、約24ヶ月齢になっています。お母さん牛は、10才〜12才ぐらいまでのあいだに7〜10頭くらい子牛を産んで育てます。 子牛を育てます 生まれた子牛には、たくさんの初乳を与えます。生まれて1週間程度の子牛は1日に7kg程度のお乳を飲みます。初乳はいろいろな病気に対する免疫物質を含んでいるので、大変大切なものです。 エサの与え方 エサをじょうずに与えることが、一番大切な仕事です。お母さん牛にエサを与えるには、太り過ぎないようにやせすぎないように気をつけます。 毎日の管理 牛の様子を観察して、病気にかかっていないか、他の牛とけんかをしていないか、ちゃんとエサを食べているかどうかなどを確認します。様子がおかしい場合には、獣医さんに来てもらって、診療をうけることもあります。 |