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採卵鶏 経営 |
地域と共に歩む養鶏経営 |
山下鶏園 山下盛通・恵美子 |
三重県は、東西約80km、南北約170kmの南北に細長い県である。地勢は、県中央を流れる櫛田川に沿った中央構造線によって、大きく北側の内帯地域と南側の外帯地域に分けられる。内帯地帯は東に伊勢湾を望み、北西には養老、鈴鹿、笠置、布引等の700〜800m級の山地・山脈が連なっている。 一方、外帯地域の東部はリアス式海岸の志摩半島から熊野灘に沿って南下、紀伊半島東部を形成し、西部には県内最高峰1,695mの日出ケ岳を中心に紀伊山地が形成されている。当経営は、松阪市中心部から6km程の平坦な農村地域に位置する。 内帯地域中、海岸地帯に位置する津市(近隣の気象台)の気候は、年平均気温15.5℃(平年値:1971年〜2000年の30年間の平均値)と比較的温暖である。 平成16年1月1日現在の県の総農家数は6万3,350戸で、平成15年の農業産出額は1,266億4千万円である。種別割合をみると、耕種73.0%、畜産24.1%、加工農産物2.9%となっている。また、品目別では米が最も多く434億1千万円(構成比34.3%)で、以下、野菜180憶8千万円(同14.3%)、鶏121億9千万円(同9.6%)、果実87億8千万円(同6.9%)などとなっている。 松阪地方といえば、世界のブランドと言われる松阪牛が有名だが、平坦部から山間地まで、それぞれ特色を活かした農業が盛んである。管内の主な作物は、米であるが、イチゴ、トマト等の野菜類やバラ、ストック等の花き類のハウス栽培も盛んである。その他では、市町村合併で新たに松阪市となった松阪市飯南町、松阪市飯高町は、県下有数の伊勢茶の産地となっている。 平成16年2月1日現在の統計によれば、三重県内の採卵鶏経営戸数は115戸で1戸当たり平均飼養羽数は、35,900羽である。(いずれの数値も種鶏を除く)
(1)労働力の構成(平成17年7月現在)
(2)収入の構成比
(3)経営・技術等の実績 経営実績
施設・機器具の所有状況
★予防を前提とした衛生対策の実施 当事例では、県の家畜保健衛生所の支援によりHACCPグループの一員として、平成12年度から衛生管理基準に基づいた衛生対策に取り組んでいる。サルモネラ検査を初めとする各種検査も今日までクリーンな状態を維持している。強制換羽はサルモネラへの引き金の要因となりやすいと判断し実施していない。 洗浄、消毒等基本事項の励行のみであると経営主は言うが、整理整頓された鶏舎敷地や鶏舎内を一見すれば、日常の管理が十分であることは明確である。 家保が行う農場やGPセンターのサルモネラ検査等は、4ヶ月のサイクルで実施、その他の検査についても、ヒナの導入毎の検査も欠かすことはない。 鳥インフルエンザ発生以降の三重県の検査体制では、県内5戸のモニター農家として積極的に検査を受け、県内養鶏家全体への安全対策に寄与している。 ★環境保全対策も万全 鶏舎敷地に隣接するように団地が形成されてきたこともあり、堆肥化には早期から万全の対策を取った。縦型コンポストによる発酵処理では、臭気対策も怠らず脱臭槽も設置している。 成鶏舎は高床式であることから、糞の乾燥具合も良好で、且つ早め早めの除糞によりアンモニアの発生等は鶏に悪い影響を与えることもない。 ベルトに付着する鶏糞の除去等、きめ細かな作業が伺える。 ★小売販売の実施で安定した販売確保 鶏卵は生産量の概ね25%を小売、35%を生協販売、残り40%をGP出荷としていることや、ダイレクトメールを出せる顧客も200名弱となってきていることで、いわゆる山下鶏園のファン層が充実しつつある。堆肥の顧客についても、同様の傾向がある。 今後も小売部門の充実を図り、経営の安定化を進めていく計画である。 ★おいしい卵は健康な鶏からをモットーに 抗生物質の使用はせず、飼料は、Non-GMO飼料を給与したり、飲水についても弱アルカリイオン水を給与したりするなど、お客様への安全と安心の提供のために、事細かな配慮をしている。 成鶏舎構造については、高床式鶏舎であり特別なものではないが、鶏舎内のケージは、2段にしている。成鶏舎内は、3段ケージに対応できる空間があるが、換気を良くし、快適な環境を作るために、敢えて2段ケージとしている。 こういった取り組みの総合的な結果から、別紙の技術成績にあるように、育成率、産卵成績、へい死率等高位安定した成果を継続している。
(1)経営・活動の推移
(2)現在までの先駆・特徴的な取り組み
(1)家畜排せつ物の処理・利用において特徴的な点 ★鶏舎からの搬出 成鶏舎は高床式のため鶏糞が乾燥しやすい状態になっている。中大雛鶏舎は低床式で共に鶏舎からショベルローダーで鶏糞を搬出する。 中大雛舎の搬出時期は、ロット移動後、即日または遅くとも翌日には堆肥を搬出し、その後の消毒に備えている。 成鶏舎の搬出時期は、平均すれば1ヶ月に一度の割合で堆肥を搬出する。(堆肥の需要に合わせ、搬出を計画的に行うのが実態である。)この搬出で成鶏舎3棟の半分程度が搬出できる。 ★堆肥化処理 搬出した鶏糞は、密閉式コンポスト(醗酵槽容量16m3)へ投入し、約1週間〜10日程醗酵させる。この時、約70℃に温度が上がる。醗酵時の臭気対策としては脱臭装置も設置している。投入は連続して行うのではなく、一括投入、一括搬出としている。 醗酵済の堆肥は、その後ベルトコンベアで、ハウス乾燥舎へ搬入し、3日〜1週間程の日数をかけて温度を下げる。 ★完成品の販売等 完成品は、15kgに袋詰し、倉庫へ保管後出荷する。 主たる出荷先はJA、近在の耕種農家等。堆肥の販売価格は、300円(15kg入袋物)を基本としているが、取引量により優遇もしている。 近在の農家とは、同地区同一校区程度の近在から市外の農家といった範囲にある農家で、農協が推進する「なばな」「モロヘイヤ」「ねぎ」等の野菜類や果樹に利用されている。高床式鶏舎から直接搬出する鶏糞については、当農場がショベルローダーで搬出に当たることから手間賃程度の価格として、軽トラック1車分を2,000円(ショベルローダー1杯を500円換算)で販売している。 また、以下の環境美化の部分で詳細を記載するが、花の栽培を通じたお客さま用に2kg入りの小袋(プランターサイズ)を100円で販売し、好評を得ている。 ★高床式鶏舎での鶏糞乾燥 成鶏舎で発生する鶏糞は、高床式であることから乾燥された状態となり、鶏舎からそのまま搬出したままでも堆肥として利用可能である。季節にもよるが、鶏糞全体量の30%強が鶏舎から直接搬出できそのまま近在の耕種農家へ引き取られている。 ★コンポスト導入による利点 平成5年に密閉式コンポを導入するまでは、攪拌式ハウス乾燥であったが、コンポの導入により、処理能力が上がり堆肥化に係る労力・時間が共に軽減され、かつ良質の堆肥が生産できるようになった。 また、鶏舎内に余分な鶏糞を堆積しないため鶏舎内の環境もさらに改善され、生産成績も改善されている。 ★周辺住民への配慮 鶏舎敷地から程遠くない場所が新興住宅地となっていることから、臭気対策としてコンポに隣接して脱臭装置も完備している。 ★堆肥の販売促進・利活用等 堆肥の流通促進を図るため、夏期(7月8月の2ヶ月間)には堆肥の「無料キャンペーン」を実施している。(この場合、堆肥はバラの状態である。) このキャンペーン実施に当たっては、堆肥の顧客に対しダイレクトメールを送付し好評を得ている。 DMが好評な理由は、無料で堆肥を貰いに来る農家の言葉を借りると「ハガキをもらったことで出向くきっかけができ、訪問しやすく、妙な遠慮をせずに済む。」ということである。ちなみに普段の堆肥供給についても、「無償」だと供給される側に遠慮が生じたり、手土産持参を伴ったりすることもあり、安価でも「販売する」ことにより、両者の関係はうまく保たれる傾向がある。 (2)家畜排せつ物の処理・利用における課題 ★堆肥化過程においての課題 鶏舎からの搬出、堆肥化、完成品の保管・販売等の過程については、問題はない。 ★隣接する団地への対応 隣接する団地の一端と鶏舎敷地との距離が決して遠いとは言えないが、場内の清掃や臭気対策も万全であり、この点で苦情が発生したこともなく、今後もこういった管理体制が続けられる限り、苦情発生の要因はないと判断できる。 加えて、鶏舎周辺へ花を植えるといった環境美化にも務めるなどのきめ細かい配慮をしている。 (3)畜舎周辺の環境美化に関する取り組み ★緑と花の絶えない農場景観 3Kの畜産イメージを払拭したいという夫人の思いから、趣味の園芸を活かし鶏舎の周辺には一年中、緑と花を絶やさないように心掛けている。 場内のプランターは100個近くになり、花のない冬でも場内はピンク色になり、甘い香りが漂っている。 ★花を通じての交流 夏(5月〜9月)はポーチュラカ、マツバボタン等、冬(10月〜4月)は桜草(プリムラマラコイデス)、パンジー、ビオラ等が鶏舎の周辺で花を咲かせている。花が咲く時期には写真を撮りに訪れるカメラマンもいるということである。 花に興味をもって訪れる人に対しては、鶏糞の発酵や堆肥の効能について説明をしたり、利用を進めたりといった目に見えない努力もしている。上述の通りこれらのお客様用に小袋の堆肥を用意し、堆肥の販売に結び付けている。 花をきっかけに卵を買いに来てもらえるようになったお客さんもあり、花の種や苗を譲ってあげたり交換したりといった交流もある。 こういった「花のある農場」については、地元新聞でも何度か取り上げられた。 ★鶏舎内やGPセンター内の美化 高床式鶏舎内は、スイーパーで通路やストックヤード等の清掃をするため、例えればサンダル履きで歩けそうな環境である。 GPセンターの衛生管理も十分配慮されている。入り口には消毒槽を設置し、集卵パック作業に当たっては、手の消毒も励行している。 ★直売所のイメージアップ お客様の目に常に触れる鶏舎隣の直売所やGPセンターの壁面を利用して、経営主夫婦と弟さんのイメージキャラクターで、シャッターアートを施した。ニッコリと微笑むキャラクターは、日頃の皆さんの顔そのもので、非常に親しみ深いものである。
★地域の農業・畜産の仲間との活動T(経営主) 経営主は、地元JAの合併を機に平成4年から設立に向けて準備を整え、翌5年に青年部組織であるJAMY(JA MATSUSAKA YOUNG FARMER'S ASSOCIATION)を結成させた。当組織は管内の若手農業者たちの集まりで、仲間の拠り所となる組織が欲しいという気持ちが結集されたものである。組織としての歴史は、まだ浅いものの会報誌の発行や各種のサークル(音楽バンド、剣道、パソコン、海外農業視察団、ボーリング、農業問題研究会等)を作り活動をしている。経営主の弟はバンドに参加し農業祭等で活躍中である。 現在、経営主は、当JAMYの「45歳で卒業する」という決まり(若い農業者を対象とする)から、現在は、JAMYの卒業生で組織するJA壮年部役員として新たな活躍の場を得ている。ここでは、後輩であるJAMYの活動を支援したり、認定農家としてJAや行政に対する切実な要望を語り合っている。 ★地域の農業・畜産の仲間との活動U(夫人) 結婚当時は、経営に参画することもなく、育児や家事に追われていた山下夫人であるが、地域の普及センターが呼びかけに応じ、このグループに参加したことから、新しい目で農業や養鶏の世界を見られるきっかけとなった。 夫人が参画する女性グループ「フルフルMIT」の主たる活動対象は、まさに地域の小中学生、高校生である。活動内容は、前回の推薦時に比較すると、その範囲も内容も広がりを見せている。「フルフルMIT」とは松阪、飯南、多気で農業を営む女性グループで、地産地消ネットワークみえに参加し、農産物の生育、加工の説明や農家の思いを話す食農教育を実施している。 活動の場は、学校の教室や畜産現場での実体験であったりする。この活動については、前回の推薦時にも特筆した事項であるが、当時としては、現在ほど「食育」という言葉は一般的ではなかったと回顧されるが、まさに当時から「食育」を実施していたこととなる。 このグループとしての活動は、この他にも市規模で開催されるお祭りに出店したり、他県で同じような活動をするグループとの交流も図っている。 グループの農業研修では、海外研修を実施し、その成果を取りまとめた冊子は、県民局や普及センターから高い評価を受けた。 更には、ここに集う仲間の多彩な才能を集結し、農業の楽しさを軽快な曲に託したCDを作成した。これらの活動については、地元を始めとしたマスコミからの注目も大きく、たびたび新聞やテレビからの取材もなされている。 夫人も経営主がJAMYを卒業したのと同じ形で、フルフルを卒業し、17年度からは、普及センターの支援を得ながら、「Bochi bochiの会」の創設に向かって新しい活動を始めた。 また、個人的な活動としては、自らの執筆による「畜産コンサルタント誌」への寄稿や中央畜産会主催の会議等への出席したことからALICの「畜産の情報」からの取材があったりした。こういった活動を踏まえて、中央畜産会が展開する「女性ネットワーク」の発起人にもなっていただき、県の代表として、また全国の先駆的立場からの積極的な意見を発信していただいている。こういった機会を得られたことについては、交流の輪が広がったとして、意義を感じてもらっているようすである。 また、平成14年には、夫人が執筆した農業の記録「人生めぐりあいの不思議」が、第29回毎日農業記録賞の中央審査において見事優秀賞に選ばれ、東京での受賞式に臨んだ。 ★食育活動 食育活動は、上記「フルフル」仲間によるグループで行うもとの自社の農場へ小学生等を招いて行う単独のものに区分される。グループのメンバーは、種々の農産物等を栽培・飼育しているが、夫人は自ら作成した教材や卵を持参し、養鶏、養鶏業、鶏、卵、堆肥等について説明すると共に、最後には何よりも「命の大切さ・思いやり・感謝」について、語り聞かせている。現地での3時間余りの学習時間は、あっという間に終了してしまうが、「楽しかった」「よくわかった」という内容の感想文が寄せられる。 中学生の農業体験では、2年生2〜3名を5〜6日間預かり仕事を手伝っていただき、農業体験を実施している。 平成13年度には県が推進する「地産地消ネットワークみえプロジェクト活動」の中で、松阪市や隣接の町で小学生らに地元の農産物を通じて農業の楽しさを伝える勉強会を開催した。 これら現地研修に際しては、防疫意識を高め、消費者への安全性の配慮を理解してもらうため、従業員と同等の対応を求めている。時には防護服やマスク、手袋などの重装備に驚く場面にも遭遇するが、自らの安全性への取り組みを理解してもらうため、堅く実行している部分である。 経営主の考え、夫人のこういった活動は、五感を使って学んだことは大人になっても、きっと残っているだろうと信じ、また、参加してくれた生徒たちの中から一人でも多くの子供たちが、農業に興味を持ち、理解してくれることを楽しみにしている。 ★地域循環型農業の確立(耕種農家との結びつき) 当農場で生産された堆肥は、主として地元JAの取り扱い商品として販売されている。地元JAでは、特産品としてナバナやモロヘイヤといった作物が栽培されており、これらの生産者らは、土作りへの理解も深く、このため堆肥利用も積極的である。 また、近在の農家は、高床式鶏舎で乾燥された鶏糞を直接引き取りに訪れるため、これらの農家については、軽トラック1車2,000円程度の価格で購入してもらっている。 更には、趣味も兼ねた夫人のプランター栽培の花が、隣接する団地の人々にも注目され、プランターへの利用を目的とした2kg入りの小袋を新たに作ったところ評判もよく小口の利用者も増えてきた。 ★地産地消への取り組み(産直所での販売活動等) 産直については、昭和63年頃に導入した自販機での販売にさかのぼるが、その後、順次地元JAが主催する5ヶ所の朝市や平成16年4月に開園した第三セクター農業公園内の直売コーナーで、地産地消に取り組むようになった。 その他にも地元生協への出荷もあり、生産と消費との距離が近い経営となっている。 直売所での販売は、暗中模索的な要素も多かったが、自分たちの商品へのこだわりをいかに正確に伝えるかということだと認識し、常に新鮮な鶏卵を陳列したり、ポップで詳細な説明をしたりといったきめ細かい対応を心掛けている。 長男は就農後、直販部門の戦力となって、直売所の管理に当たっている。農協直売所のシステム上、現状では品切れの管理にやや余分な労力を必要であるが、IT技術を駆使した商品管理の実現に向けて、要望を出しているところである。 宅配等による顧客への販売では、その意見や要望等をつかむため、年2回ではあるが、山下鶏園のギフト券付アンケートを実施し好評を得るとともに、顧客ニーズを把握する糧としての財産ともなってきている。 また、卵に親しみを持ってもらうため、卵の特徴を端的に示したネーミングをしたり、ネーミングに当たり顧客からの応募を募ったりといった手法も取り入れている。(ネーミングの一例:いきいきたまご、にこちゃん、そばかす美人、どすこい大関等)
採卵鶏経営として、コストの低減や付加価値生産に裏付けられた強い販売力を背景にして、所得を上げていきたいが、地域社会との共存と存在感のある農場でありたいと願っている。 そのためには、消費者から求められる「おいしくて安全で信頼のおける卵」を生産していくことが与えられた課題であると捉えている。「健康な鶏からおいしい卵が産まれる」という信念は今後も不朽のものであり、HACCPによる衛生管理を基本として予防対策をさらに充実していきたい。 場内の環境整備と美化に努めることも当然のことではあるが、養鶏場のイメージアップだけでなく、自分たちが働く職場として気持ちよく楽しく働ける場であるということも大事なことだと考えている。お客様に笑顔で応えるためには、楽しく仕事をしていくことが基本であると思う。 この夏の鳥インフルエンザ発生に対しては、さらに心を引き締めたところである。畜産業は日々の作業の連続であり、こういった考え、行動のテンションを下げることはできない。日々の小さな努力が大きな成果となることを信じて経営に当たっている。 後継者に対して就農を強要することはしなかったが、自分たち夫婦が歩んできた道を振り返り、経営に取り組む姿勢をきちんと見据えてくれた長男が就農してくれたことは、何にも変えがたい財産となった。収益面でも時間的にもゆとりのある経営となり、後継者が夢を持てるよう経営を目指すには、将来の経営主として経営のノウハウを学ぶと共に、地域から支持される農業者に育っていってほしいと望んでいる。 地域との交流は今後も継続していきたいと思っている。今日に至るまで自分たちの仕事を通じて、命の大切さや感謝する気持ちを伝えると同時に「自分らしく楽しく生きられる農業」という仕事を色々な場所、形でアピールし、農業の大切さ、楽しさを伝えていきたいという願いである。
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