安心・安全な畜産物の供給をめざして
 
南勢家畜保健衛生所 小林 登
  
 みなさんこんにちは、こちらは南勢家畜保健衛生所です。ご存じない方も多いことでしょうが、最近は鳥インフルエンザ防疫活動、BSE問題、口蹄疫といった世界的な家畜の病気や人獣共通伝染病に関係するニュースで知っていただく事も出てきました。

 南勢家畜保健衛生所は、三重県の機関で松阪市早馬瀬町に事務所があり、松阪市、多気郡、伊勢市、度会郡、鳥羽市、志摩市の計4市7町を管内としています。この管内の中には、松阪牛の生産地帯があります。

 家畜保健衛生所の仕事の重要な部分としましては、家畜防疫ということがあります。

 家畜の伝染病を予防し、不幸にも発生した場合は被害を最低限に食い止めるためのまん延防止対策を行うことです。牛や豚などの偶蹄類に感染する「口蹄疫」、人畜共通伝染病である「牛の結核病」、「牛などのブルセラ病」、豚で高い死亡率が見られる「豚コレラ病」、馬の「伝染性貧血」、鶏で現在世界的な広がりを見せている「高病原性鳥インフルエンザ」や「ニューカッスル病」、変わったところではみつばちの「ふそ病」など26種類の「家畜伝染病」が定められています。

 さらに、家畜伝染病よりは社会的被害が少ないものや、人に対してもやや影響が小さい疾病については「家畜届出伝染病」として71種類が定められています。これらの疾病をあわせて97種類の疾病についてを「家畜の監視伝染病」と呼んでおり、他の一般家畜疾病よりも厳しい防疫活動が行われています。

先ほどの事柄以外に、食品流通の川上を所管するところとして、家畜の損耗防止、農場の家畜飼養管理基準の点検、HA-CCP手法を利用した畜産農家の衛生管理指導など安心・安全な畜産物を家庭にお届けするためのお手伝いをしています。

 特に家畜の損耗防止につきましては、農家の経営改善とともに安全な畜産物の供給という重要な課題として、一般疾病の発生防止、飼養環境改善を含め総合的な対策を講じるよう努めております。

 詳しい南勢家畜保健衛生所の内容、最近のトピックスなどを当所のホームページhttp://www.pref.mie.jp/NKATIKU/HP/に乗せておりますので、お気軽に御覧下さい。