久居農林高等学校にて出前授業を行いました!
  
 令和2年11月6日(金曜日)、久居農林高等学校にて今年度第3回目の出前授業を行いました!
 
 久居農林高等学校は農業学科(生物生産科、生物資源科、環境情報科、環境土木科)と家庭学科(生活デザイン科)があり、生徒の可能性を引き出すための少人数教育を実践。地域社会を担う将来のスペシャリストを育成している専門高校です。

 授業を受けてくださったのは生物資源科動物コースの2年生29名。こちらのコースの生徒さんは、命の大切さを基本とし、多様な動物の飼育管理等について学習されています。

 今回の授業も所属先等が違う県職員4名をお招きし、ご担当されている取組についてお話していただきました。
  
   三重県中央農業改良普及センター
  畜産普及課 笹山さん

 あまり知られていない畜産普及員というご自身のお仕事を、具体的に分かり易く説明していただきました。
 生産者の経営持続や発展にむけて「生産者と一緒に学びながら取り組む」という言葉や、「出会いは大切にしてほしい」という言葉がとても印象的でした。
   
三重県農林水産部
  畜産課家畜衛生班 伊藤さん

 獣医師と聞くと犬や猫のお医者さんというイメージが強いですが、公務員獣医師がどのようなお仕事をしているのか等ご説明していただきました。
 県内での勤務先についてや、現場での仕事、家畜の感染症について等のお話は、獣医師という仕事の幅広さを知ってもらうきっかけになったと思います。 
  
  
三重県中央農業改良普及センター
  畜産普及課 宮崎さん

 ご担当されている、子牛生産支援についての説明や、繁殖マニュアル作成を通じての生産者との交流について等お話していただきました。
 最初の自己紹介の中で「小さい頃から動物が好き、動物に関わる仕事がしたい!」というお話がありましたが、生徒さん達にとって「動物に関わる」仕事の選択肢が広がったのではないでしょうか。 
 
三重県農林水産部
  畜産課畜産流通班 山本さん

 三重県内の畜産について、畜種ごとに統計資料を用いながら詳しくご説明していただきました。
 今、県内の畜産がどうなっているのか詳細を知ってもらう事で、生徒さん達が今後の三重県の畜産について考えるきっかけなってもらえれば嬉しいです。 
 
  今回は、畜産現場の最新情報を知ってもらうために、搾乳ロボットに関する動画を見てもらいました。規模拡大が進む県内酪農家にも、導入が始まっている事を知ってもらえたと思います。

 来週は、今年度最後の出前授業です。最後も、生徒さん達の胸にしっかり届く授業にしていけるよう頑張ります!