久居農林高等学校にて出前授業を開催しました!
 
 令和3年11月5日(金)、三重県立久居農林高等学校にて出前授業を開催しました!

 久居農林高等学校は、農業学科と家庭学科を有する専門高校です。生徒の可能性を引き出すための少人数教育を実践し、地域社会を担う将来のスペシャリストの育成に取組まれています。

 授業を受けてくださったのは生物資源科2年生の皆さん。ペットから畜産まで幅広く動物のスペシャリストを目指して日々学習されています。

 講師には生産者と県職員の4名をお招きし、サン・カラット代表世話人の小林さんにも、オブザーバーとしてご参加いただきました。
 三重県農林水産部
  畜産課 宮崎さん

 三重の畜産についてお話していただきました。
 三重県における採卵鶏の飼養羽数が全国7位である事など、そうだったのか!とあまり知られていない三重の畜産の話を聞いていただけたと思います。
   
 有限会社大西畜産
  大西さん(養豚経営)

 こだわり豚肉の生産直売についてお話していただきました。
 畜舎を増設したり直売所を新設されているというお話は、はっきりとした目標を持つ事の大切さが生徒さん達に伝わったのではないかと思います。
 「農業は販売力」というお言葉がとても印象的でした。
   
 三重県畜産研究所
  大家畜研究課 岡本さん

 松阪牛について、詳しくお話していただきました。
 三重が世界に誇る松阪牛ですが、その歴史や定義、松阪牛と特産松阪牛の違いなど、知らない生徒さんがほとんどだったのではないでしょうか。今日のお話で、松阪牛についての知識はバッチリですね!ぜひ、ご家族等にお話していただきたいと思います。
    
中央農業改良普及センター
  畜産普及課 内藤さん

 畜産普及員の仕事についてお話していただきました。
 農家さんに一番近いところでの業務であり、巡回を通じて農家さんの問題解決に向けて一緒に取組まれているというお話や、南伊勢町の放牧事業が地域活性化につながるというお話は、とても興味深かったです。
   
  講義後の質疑応答では、直販を行っている大西さん・小林さんに「直販の始めた経緯とやりがい」について質問がありました。お二方からの、おいしいお肉をつくりたいという夢や、自分たちが作ったものの値段は自分たちで決めたいというお話は、主体性を持つ事の大切さを教えていただいたように思います。生徒さん達が、自らの考えや想いを柱に動き出すきっかけになればいいなと思いました。

 今年度の出前授業も残すところあと1校です。最後の授業も、ひとりひとりにしっかり届く授業ができるよう頑張ります!