「世界のブランド松阪牛」に情熱を注ぐ後継者
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「家族4人で力を合わせながら、毎日楽しく牛を飼っています。」と笑顔でお話いただきました。 多気郡宮川村の西村 直人さん(昭和42年生まれ)を紹介します。 | ![]() |
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牛飼いをしようと決心したのは高校生の頃です。 昨年のBSEの影響は? 一時は「もうこれで牛飼いもできなくなるのかな。」と絶望的な時期もありましたが、今は松阪牛の正直さ・おいしさが全国の皆さんに注目を浴びて、嬉しい限りの毎日です。 経営の方は順調ですか? ウーンッ、はっきり言って「丼勘定」の部分もありますね。導入価格は1頭毎につかんでいますから、売れた価格からもと牛代とエサ代を差し引いて…といった具合ですけど。これからはもう少し、正確な数字を把握しないとだめでしょうねえ。 牛の観察には気を緩めません。病気の牛の早期発見・治療がとても重要なポイントだと思います。
妻が育児に専念している時ですので、私は休む暇もありませんが、気にせず働いています。牛飼いの仲間では稲わら収集作業などで、もっと忙しい思いをしている友人もいますから、私なんかはまだまだ楽をしている方だと思います。 今後の夢は? 今は340頭規模の肥育経営ですが、倍の規模にしていきたいです。「松阪牛」の消費に応えるためにも、地域としても、もっともっと飼養頭数を増やしていかなければと感じています。これは私の経営だけで片付ける問題じゃなくて、松阪牛飼育農家のみんなが少しづつでも増頭して、全体として大きな生産能力をもつ松阪牛でありたいと考えています。
だんだんと経験を積んで、ここ3年ほどはグッと実力をつけたと思います。 (H14年8月取材) |