将来を見つめる経営でありたい
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「畜産いいとも」の5人目は、 鈴鹿市上田町の近藤博信さん(昭和28年生まれ)です。 |
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私は神戸出身で、学生時代は工学系の勉強をし、鈴鹿市の大手自動車会社へ就職しました。縁あって妻と知り合い結婚しました。この義父が養鶏をやっており、これを継いだというのが私の養鶏業の始まりです。 まったく畑違いの仕事ですね。 鶏を飼う技術そのものは、自ら学んでいくしかありません。試行錯誤もありましたが基本を忠実に、現場を見て経験をつんで、これを活かすといったことの繰り返しです。鶏という生き物を飼う技術は不変のものかと思っていましたが、20年以上経った今、振り返ってみるとやはりその時代に即した、そして何よりも将来を見越した飼育方法、経営方針と言うものの重要性を痛感します。 新しい取り組みとは? 自分の経営そのものは、まずまず波に乗って生活していくだけの所得を上げています。そこで考えなければばらないのは、将来自分があるいはこの経営がどういう風に社会に貢献できるかということだと思います。
鶏卵の販売に当たっては、品質はもちろんですが、「安全性」を求められる時代になってきています。鶏舎を5年計画で順次ウィンドレス鶏舎に改築していく計画を立て、実行してきましたが、結果として3年間で目的を達成できました。 最後に、「この立派な経営を息子さんにも引き継いでもらいたいでしょう。」とお尋ねしたところ、「引き継いで欲しいというようなことは要求しませんが、私の経営内容や社会に対しての考え方を理解してくれれば、それなりの結論を出してくれるようになるでしょう。」という心強い言葉を聞かせてもらいました。 |