久居農林高等学校にて出前授業を開催しました!
 
 令和5年1月20日(金)、三重県立久居農林高等学校にて出前授業を開催しました!

 久居農林高等学校は、農業学科と家庭学科を有する専門高校です。「質実剛健」と「夢と感動の実現」を合言葉に、生徒の可能性を引き出すための少人数教育を実践し、地域社会を担う将来のスペシャリストの育成に取組まれています。

 授業を受けてくださったのは生物資源科2年生の皆さん。ペットから畜産まで幅広く動物のスペシャリストを目指して日々学習されています。

 講師には生産者と県職員の5名をお招きし、サン・カラット代表世話人の小林さん、サン・カラット会員の松葉さんにも、オブザーバーとしてご参加いただきました。
三重県農林水産部
  畜産課 宮崎さん

 三重の畜産について、各畜種の農家戸数や飼養頭数などの現状をお話していただきました。
 久居農林高校ご出身の宮崎さん。現職に就くまでの経緯についても詳しくお話してくださいました。生徒さん達には、今後の進路を考える上で、とても参考になったと思います!
   
有限会社大西畜産
  大西さん(養豚経営)

 こだわり豚肉の生産直売についてお話していただきました。
 特にこだわっているのは、「脂がほんのり甘く、さっぱり!」「豚肉の臭みがほとんどない!」「健康的な豚を育てる!」この3つだそうです。お客様と顔をあわせて販売できるようにと始められた直売所にもこだわりを感じました。
   
高橋牧場
  高橋さん(酪農経営)

 酪農経営について、1日の仕事の流れなど詳しくお話していただきました。
 飼料価格の高騰など飼養コストの上昇や家族経営の大変さのお話もありましたが、子牛育成など、酪農のやりがいについてのお話からは、お仕事に対する情熱を感じました。
    
株式会社三重加藤牧場
  加藤さん(肉用牛経営)

 会社概要・経営体系に加えて、繁殖・肥育一貫経営の特徴や導入器機の実体験についてお話していただきました。
 三重加藤牧場には久居農林高校出身の社員さんがいらっしゃるそうで、先輩の牧場での活躍を生徒さん達に伝えてくださっていました。
    
三重県中央農業改良普及センター
  畜産普及課 永墓さん

 「農業技師」というご自身のお仕事について、ご説明していただきました。
 研究員・普及員としての業務において、農家さんとのコミュニケーションがとても重要であるというお話からは、農家さんの事を第一に考えてお仕事されているのだという事が伝わってきました!
    
 講義後の質疑応答では、「今年度も久居農林高校からの社員採用はありますか?」という先生のご質問がありました。
 これに対し、オブザーバーとしてご参加くださった小林さん(養豚経営)から、生徒さんの希望で夏季休暇などを利用したインターンシップを経て社員採用した実績がある事や、今年度以降も生徒さんから希望してもらえれば、採用に向けて同様の対応をしていくつもりであるとのご回答をいただきました。特に繁殖や子豚育成などでは繊細な作業かつ心配りのできる女性を採用していきたいとの事だったので、畜産現場で活躍する女性が増えることも期待したいですね!

 今回の授業で、今年度全ての出前授業が終了致しました。ご協力いただいた県職員・生産者の皆様、本当にありがとうございました!
 コロナ禍になって3年目の出前授業、マスク姿が当たり前となりました。しかし、状況も変わってきて、少しずつではありますがイベントなども開催されるようになってきています。来年度も出前授業をする事ができたら、生徒さん達ともっとコミュニケーションがとれるような授業ができたらいいなと思いました。

 出前授業のトピックスを読んでご興味をもってくださった会員様!来年度の授業を一緒に作り上げていきませんか?講師ではなく、参加するだけでも大歓迎です!ぜひ、事務局までご連絡くださいね。お待ちしております。
 
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