明野高等学校にて出前授業を開催しました! |
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令和5年6月12日(月)、三重県立明野高等学校において出前授業を開催しました!
明野高等学校は、農業、家庭、福祉の学科を有する専門高校です。一人一人が学科の目標とする、知識、技能、社会人として必要な態度を身につけ、適切な職業観や勤労観をもって地域社会に貢献できる生徒の育成を目指していらっしゃいます。
受講されたのは、生産科学科2年生の皆さん。豊かな自然と美しい地球環境を守り、持続可能な循環型社会の形成に向けて、省エネ、省資源、リサイクル技術に基づく安心・安全で先進的な農業を学ばれています。
講師にはサン・カラット会員の生産者3名と県職員2名の計5名をお招きし、ご自身の畜産経営や勤務先でのお仕事内容、特色ある取り組み、畜産業や畜産に関わる就業先の情報等についてお話していただきました。 |
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三重県農林水産部
畜産課 宮崎さん
三重の畜産の現状や三重ブランドについてご説明いただきました。
最近、様々な物の値上げについてのニュースをよく耳にしますが、飼料も例外ではありません。飼料価格高騰の具体的なお話は、驚きと共に農家の苦境が伝わったのではないかと思います。 |
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高橋牧場
高橋さん(酪農経営)
牧場の1日の作業の流れや、牛乳が生産・出荷されるまでの流れについて、お話しいただきました。
高橋さんが日々の仕事で感じている、大変なこと・やりがいについての率直なお話は、生徒さんが社会人になった時に、ぜひ思い出してもらいたいなと思いました。 |
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有限会社竹内牧場
竹内さん(肉用牛肥育経営)
松阪牛を育てる事になった経緯、牛肉生産についてのこだわり等、詳しくお話しいただきました。
牛にとってより良い環境にする事はもちろん、大型機械や自動給餌機などを導入する事で作業効率をあげ、労力と時間を大幅に削減し、人にとっても働きやすい環境を作っていらっしゃるというお話は、「休みがない」という農家のイメージが変わったのではないでしょうか。 |
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有限会社小林ファーム
小林さん(養豚経営)
豚の飼育過程、豚肉が食卓に届くまで、農場の施設について等、詳しくお話しいただきました。
豚肉を販売して終わりではなく、自社のホームページで部位ごとに美味しく食べるためのレシピを紹介するなど、豚肉をもっと知ってもらいたいという想いや、豚肉への愛情がとても伝わってきました。
最近の畜産業は法人化が進んでおり、勤務時間もきっちり決まっています。また、福利厚生面も整備されている事が紹介され、働きやすい環境づくりへの配慮がわかる内容でした。 |
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三重県畜産研究所
正木さん
勤務する畜産研究所では農業技師として、アニマルウェルフェアを課題として取り組んでおられます。
アニマルウェルフェア(動物にとって快適な環境をつくる)や、エコフィード(食品製造副産物等をエサにする)は、これから益々重要で注目される分野です。今日のお話で、生徒さん達もより理解を深める事ができたのではないでしょうか。 |
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畜種ごと、育成ステージごとに配合飼料を展示しました。
並べてみると畜種ごと或いは育成ステージごとに配合されている穀類等に違いがあり、丸粒のままや粉砕したものなど粒の大きさの違いがわかります。
(畜種ごと、育成ステージごとの飼料サンプルの提供:協和通商株式会社) |
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講義終了後、生徒の皆さんにはアンケートにご協力いただきました。いただいた質問には、ひとつひとつ丁寧に、後日改めて回答させていただきます。
生徒の皆さんがどの分野に進むかはこれから決められるそうですが、今日の講義を機に、少しでも畜産に興味を持つきっかけとなり、畜産の仲間が増えると嬉しいです! |
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