明野高等学校にて出前授業を開催しました!
 
 令和6年9月27日(金)、三重県立明野高等学校において出前授業を開催しました!

 明野高等学校は、未来を拓く農業を科学することで地域貢献できる人材を育成することや、食品を科学し、品質と生産性の向上に貢献できる人材を育成すること、また衣・食を中心とした教養を身につけ、生活産業を担える人材を育成すること、そして福祉に関する専門教科を学び、福祉分野で活躍できる人材の育成を目指していらっしゃいます。

 受講されたのは、生産科学科2年生の皆さん。先進的な農業を学ぶだけでなく、研究や活動を通じて様々な企業や地域の方と関わるなどの貴重な経験をされています。

 講師には事務局から1名と、サン・カラット会員の生産者2名、県職員1名、農協職員1名の計4名をお招きし、ご自身の畜産経営や勤務先でのお仕事内容、特色ある取り組み、畜産業や畜産に関わる就業先の情報等についてお話していただきました。
 
三重県農林水産部
  畜産課 大矢さん

 三重の畜産や三重ブランドについてご説明いただきました。
 どの畜種においても農家数が減っており、色々と厳しい現状がおわかりいただけたかと思います。「畜産協会のHPから三重県のブランドや生産者、どこで買えるのかがわかるのでぜひ見てほしい」とのお話がありましたが、消費者の私たちが、美味しく食べて三重の畜産を応援できるといいですね!
    
有限会社小林ファーム
  小林さん(養豚経営)

 豚の飼育過程や農場、豚肉が食卓に届くまでのお話と、小林ファームの社員さんで農業高校出身の方の紹介をしていただきました。
 畜産業のやりがいや「畜産に携わりたい子がいれば、3年生の夏休みに体験してほしい」などのお話は、生徒さんたちが具体的に進路を考えるきっかけになったのではと思います。
    
(一社)三重県畜産協会
  岡田事務局長

 サン・カラット会員である酪農経営の事例を紹介しながら、酪農についてお話しいただきました。
 酪農といえば搾乳作業のイメージが強いと思いますが、購入飼料だけに頼らず飼料作物(牧草)を作っている事、削蹄、人工授精など、酪農家の多岐にわたる作業を知っていただく事ができたと思います。
 
有限会社竹内牧場
  竹内さん(肉用牛経営)

 牧場のこだわりや、牛の導入から出荷まで、作業内容についてのお話と、竹内牧場で働く農業高校出身の女性のお話をしてくださいました。
 高校で同じように農業を学んだ人生の先輩が、畜産の世界で活躍されているお話は、畜産業を志す生徒さんにとって、自信に繋がるものになったのではないでしょうか。
   
JA全農みえ畜産部
  近藤さん

 JA全農の畜産事業についてお話しいただきました。
 「できるだけ多く、生産者さんと直接お話するよう心がけています」という近藤さん。お仕事をされる上で、コミュニケーションを大切にしていらっしゃる姿勢が伝わりました。
  
 次回は10月29日(火)に、四日市農芸高校で出前授業を行います。

 このトピックスを読んでご興味をもってくださった会員様!ぜひ一度、出前授業を体験してみませんか?講師ではなく「参加するだけ」大歓迎です!事務局までご連絡くださいね。お待ちしております
   
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