久居農林高等学校にて出前授業を開催しました!
 
 令和7年6月24日(火)、三重県立久居農林高等学校において出前授業を開催しました!

 久居農林高等学校は、明治37年(1904年)に創立された県立農林学校をその始まりとし、県立一志実業女学校と統合された、非常に長い歴史を持つ三重県でも代表的な伝統校です。
 現在は、農業学科と家庭学科を有する専門高校として、「質実剛健」と「夢と感動の実現」を合言葉に、生徒の可能性を引き出すための少人数教育を実践し、地域社会を担う将来のスペシャリストの育成に取り組まれています。また、「生物」「環境」「生活」の情報発信基地として地域に貢献されています。

 受講されたのは、生物資源科2年生の皆さん。動物コースでは家畜(ウシ・ブタ・ニワトリなど)の他にも愛玩動物(イヌ・ウサギ・ハムスターなど)も飼育し、多様な動物の飼育管理について学習されています。

 講師にはサン・カラット会員の生産者2名、県職員2名の計4名をお招きし、ご自身の畜産経営や勤務先でのお仕事内容、特色ある取り組みについてお話していただきました。
 
三重県農林水産部
  畜産課 大平さん

 三重の畜産の現状や三重ブランドについてご説明いただきました。
 入庁1年目の大平さん。今回初めて講師として出前授業に参加していただいたのですが、学生時代は植物や動物について学ぶ学科にいらしたそうで、他にも色々とお話を伺ってみたくなりました!
     
有限会社小林ファーム
  小林さん(養豚経営)

 自社農場の説明や、豚の飼育過程などについてお話しいただきました。
 また、現場で働く人の仕事内容や労働環境が快適になるような取り組み、インターンシップから就職に繋がった当校卒業生の話など、一般企業と変わらない勤務状況を知っていただけたかと思います。
    
有限会社竹内牧場
  竹内さん(肉用牛経営)

 松阪牛を肥育、販売する上でのこだわりなどについてお話しいただきました。
 竹内さんのお話から、出荷されるその日まで愛情深く飼育されている事が伝わった事と思います。
 竹内牧場でもインターンシップをきっかけに入社した当校卒業生がいらっしゃるお話もあり、身近に感じていただけたのではないでしょうか。
 
 
三重県畜産研究所
  山本さん

 農業高校から大学の農学部へすすまれ、入庁されたばかりの山本さん。進路選択の参考になればと、入庁までのご自身の歩みや、研究員の仕事についてお話しいただきました。
 年齢の近い山本さんからのお話は、生徒さん達がこれから進路を考える上で、大いに参考になった事と思います!
   
 講演後は、講師お一人と生徒数名でひとつのグループとなり、質疑応答を含めた交流の時間を設けました。

 どのグループも和んだ様子で、卒業後の進路やインターンシップ先などの話などされていて、とても有意義な時間となりました。
   
    
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