■どのような牛が「松阪牛」とよばれるのでしょう?
1958年(昭和33年)に規定
  それまでは松阪から伊勢にかけての地域で飼育された牛
  (1)雲出川から宮川の間で飼育された牛
  (2)その場所で6ヶ月以上飼育
  (3)子牛を産んでいない未経産牛の雌牛
  (4)上規格(特選、極上、上)以上

 但馬産の規定は設けられていませんでしたが、松阪牛共進会での優等牛は兵庫産の牛に限定されており、現在もその規定は維持されています。
 
    その後、平成13年国内初の狂牛病(BSE)発生と
      平成14年の産地偽装事件発生をうけて・・・ 
 
2002年(平成14年)に改定、品種や産地の規定が重視されました。
  (1)黒毛和種であること
  (2)子牛を産んでいない未経産牛の雌牛
  (3)松阪牛個体識別管理システムへの登録牛であること
  (4)松阪牛生産区域での肥育期間が最長・最終であること

 松阪牛の生産地域は、以前は雲出川から宮川の地域で飼育された牛とされていましたが、平成の市町合併前の地域で以下の22市町村と規定されました。
  
  
  
 
 
  
  
  
   
 
   
松阪牛生産区域



 松阪牛の中でも、兵庫県産の子牛を松阪牛生産区域で
900日以上肥育した牛は特産松阪牛とよばれます。